皆さんこんにちは。
コロナの脅威も少しずつ形を変えてきていますが、皆さんワクチン接種をどうお考えでしょうか?
コロナワクチン接種した後から肩が痛い、上がらないなんてお話を患者さんからよく聞きます。
ワクチン打つと何かいい事があるの?
そもそもワクチンとは何?
ワクチンと肩が上がらなくなることに関係があるの?
数あるお声の中から、気になる部分に疑問を持ち、調べてみました。
皆さんはそもそもワクチンをどこに刺していると思いますか?
色々な刺し方がありますが、コロナワクチンに関しては筋肉注射を行っています。
・筋肉注射とは?
その名の通り筋肉に直接注射することを言います
この方法でキーワードになってくるのはタンパク質です。
よく人間の体はタンパク質でできていると言いますが、身体だけではなく抗体もタンパク質で作られています。
筋肉にはタンパク質を作る働きがあるため、直接筋肉に注射したほうが効果としては高いためこの刺し方を行っています。
・肩の痛み
コロナワクチンの副反応として注射された箇所周辺に痛みが出る事はありますが基本的には数日以内に軽快します。
そもそもなぜ腫れてしまうのか?
人の身体には、悪さをする病気や異物から身を守るための機構が色々と備わっていまして、その一つに血液中の白血球という細胞があります。
白血球は身体に入ってきた異物を倒す為に戦います。
すると体温が上がり、赤く腫れ、かゆみや痛みを引き起こします。
倒した異物や力を使い果たした白血球の残骸がその場に滞っているから腫れてしまうのです。
この残骸も血流に押し流され数日でもとどおり。
腫れてしまうのは身体が回復し元気になろうと戦っている証拠なのです。
ここでワクチン接種後、肩の痛みで肩が上がらないという冒頭のお話に戻ります。
「痛み」
自然と人は痛みなど嫌なことを出来るだけ避けようという頭があるみたいで痛みを回避する為に自分でも知らない内に動きを制限し、肩回りの筋肉を動かす頻度が減ります。すると自然と筋肉が衰えて筋量が減り、肩が動かしづらくなる負の連鎖が出来上がり。気付いたら五十肩なんて事にもなりかねません。
笑えないですね(笑)
・五十肩って?…
四十肩・五十肩という名前の通り、4~50代の方がなりやすいです。
じっとしているのに肩が痛い。寝ていても痛みで起きしまう。
また服の着脱、頭を洗う、エプロンを結ぶといった日常動作が困難になります。
原因がはっきりしないこともありますが肩周辺の筋肉などの組織に炎症が起きている事が多いです。
五十肩には大きく3段階あり、痛みが強い炎症期、痛みは落ち着いてくるが肩を動かしにくくなる拘縮期、痛みと動きが徐々に改善する回復期に分けられます。
一般的には4か月ずつ、1年程度で治癒します。
個人差もあるため、1年ほったらかせばもとどおり肩の痛み、動きが全快するということではありません。
筋肉の柔軟性、動き、量とマイナスの状態を出来る限り早く健康な状態に戻すため、時期に合わせた治療計画をタマコツスタッフが見極め提案させていただきます。
「私、五十肩かな…。」と不安に思ったら鏡の前でバンザイをしてみましょう。
この時、両腕がきちんと耳にくっつきますか?
くっつくなら一安心です。肩は正常に動いています。
上記の痛みとどちらかの腕が耳についてない状態であれば五十肩のリスクがあるのでタマコツスタッフまでご相談ください。
予防的な体操としてJ-TAISOからフロッグ(カエル)という腕立て伏せを紹介します。
・膝を床につき、手を肩幅の1.5倍くらいに開いて床につきます。この時、腰・膝の角度は直角に。腕力に自信がなければ膝の位置を少し前に置き横から身体の形がZ型にすると負荷が軽くなります。
・息をゆっくり吐きながら肘が直角に曲がるところまで上半身を下げていきます。背中が反りすぎないよう注意して、肩前面が伸びているか、肩甲骨を寄せられているかを意識してみましょう。
・息をゆっくりと吸い込みながら上半身を下げた状態をキープします。この時も肩前面から胸にかけて伸びているかを意識したまま行いましょう。
・息をゆっくり吐きながらスタート位置に戻します。
肩はもちろん胸、呼吸を意識する事で腹筋、背筋までバランスよく使いながらストレッチが可能です。
身体が温まったお風呂上りに数回やってもらうのがおすすめです。
最近では在宅ワークから出社に切り替わった方々も多いのではないでしょうか。
家の中で感じていたストレスから少し解放されると運動不足にもよさそうです。
今後も健康に気を配り、乗り切っていきましょう。