第100回 漢方薬について知ろう! 河島先生(高倉本院) - 多摩鍼灸整骨院(タマコツ)

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第100回 漢方薬について知ろう! 河島先生(高倉本院)

第100回 漢方薬について知ろう! 河島先生(高倉本院)

image002最近は病院で処方されたり、テレビなどで目にすることが多くなった『漢方薬』。
身近になった分、いろいろな疑問や知らないことがたくさんあるかと思います。今回は、漢方薬についてさわりを語ってみたいと思います。

まず初めに漢方薬とは…

東洋医学的な診察(腹診・舌診・脈診など…)を用いて、その人の体質や体力の強弱を判断し、それに基づきいくつかの生薬を組み合わせて処方される薬。原則として2種類以上の生薬を決められた分量で組み合わせて作られる。
自分の体質やその時の体調にあった、いわゆるオーダーメイドで漢方薬は処方されます。 薬といっても、漢方薬で用いる薬は天然の生薬(自然界に存在する植物や動物など)で作られています。

例えば、桂皮(ケイヒ)‥シナモン 生姜(ショウキョウ)‥乾燥させた生姜 牛黄(ゴオウ)‥牛の胆石 熊胆(ユウタン)‥乾燥させたヒグマの胆嚢 など。皆さんも目にしたり耳にされたりしたことがある名前もあるのではないでしょうか。

次に漢方薬の処方は、西洋医学とは大きく異なり、症状を見て薬を処方していくのではなく、身体全体の調子を判断し、整えることにより、結果的にその症状を治していく。
といった、その人個人の生体の生理機能の歪みを判断して処方されます。
どんな症状にしろ、その人の身体の機能が落ちたり上がったりすることにより、身体に不調(症状)が出てきます。例えば、身体が冷えていることにより出でる症状には身体を温める作用のある漢方を、身体が熱を持ったことによりでる症状には熱を下げる作用のある漢方を主として、他の漢方を組み合わせ処方し、生理機能の歪みを元に戻す。
といった、かなりザックリと書きましたが、漢方とはそういうことだと思います。 簡単なことですが、実は体の機能を元に戻していくことはとても大事なことだと思います。
そして、漢方薬にも種類がいくつかあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

・生薬をそのまま煎じた『煎じ薬』…刻んだ生薬を煮出して抽出したもの。煎じる時間がかかりますが香りがあり効果が一番高いとされる。
・煎じ薬を濃縮し、乾燥させた『エキス剤』…よく見かける顆粒状になっているものや錠剤の形をしているもの。携帯に便利で手軽にどこでも埜目一定の品質が望める。手軽な分効果は少し下がる。
などです。

最後に良く聞かれる疑問について!ですが、長くなってきたので、一つだけ紹介します。

【漢方薬って、人体には無害?】
・残念ながら100%安心!とは言えません。
基本的に漢方薬は、その人に合わせて生薬を選び・組み合わせるので、『漢方がダメ!』な体質はないのですが…
中には、生薬の特定の成分にアレルギー反応を起こす人もいるようです。
他にも自己判断で飲んでしまったり、自分の症状が正確に伝わらないと、副作用(胃腸障害や高血圧になる、身体がむくむ)を引き起こす危険性があります。
特に、今普通にドラックストアで販売されている為、簡単に手に入りやすいですよね。
その分アレルギー反応や副作用を引き起こしやすくなる場合もありますので、西洋薬を普段から飲まれている方・妊娠中の方は薬剤師又は通院されている医師、漢方の専門家に相談をしてから飲むようにされた方が良いと思います。
正しく飲めば、漢方はとても有効な薬です。
実際、私も大事な試験前には風邪を引かないように、『葛根湯』を飲んでいました。 おかげで、試験日はいつも体調を崩さずに望めました!(結果は伴わないこともありましたが…(笑) かなり簡単に語ってしまいましたが、これを機に漢方に興味を持っていただければと思います。
これからどんどん寒くなってくる季節なので、特に受験生の方々は試してみてはいかがでしょう?

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執筆者プロフィール

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河島 亜由子 先生(高倉本院)

出身地:東京都八王子市
入社年:平成22年7月

高倉本院