さらに前回の続きです。
結果から発表しますと速く走れるのはナイキ、ズームフライ。
一キロ5分30秒のペースで走る感覚で15秒程度速く走れます。
しかしながら膝にストレスなく走れるのはなんときねや無敵です。
これにはちゃんとした訳があります。かのレオナルド・ダ・ヴィンチは言いました。『足は人間工学上、最大の傑作であり、また最高の芸術品である』と。足をつま先側、もしくは足裏全体で地面につくとアーチが潰れて足が広がります。これをトラス機構といい、人間が足を地面についたときに起こる最初の衝撃吸収機構になります。このあと着地の衝撃は足首、膝、股関節と上にあがっていくことになります。一番薄っぺらい足袋型のシューズで膝にストレスを感じないのはシューズに足が押し込められることなくかつ、過剰なアーチサポートがない状態で走ることが可能になり、最大限トラス機構が働くことができるからです。ただし、人類は進化の過程でアスファルトの上を走り続けることはしてこなかったので、芝生や土の上を走ることをおすすめします。また過度の扁平足など問題を抱えている場合はこの限りではありません。足のトラブルにお悩みのときは多摩整骨院までご相談ください。
余談ですがトラス機構の他にも足は重要な機構をもっています。ウインドラス機構といい図のようにつま先が上がった状態で足底腱膜にかかるテンションは高くなり蹴り出しの動作をサポートします。私見ですがこれはナイキの魔法の厚底シューズの元ネタではないかと考えます。つま先側に体重を乗せることでカーボンプレートのしなりを生み出し、推進力に変換する。良く考えられてますよね。次の青梅マラソンは記録を狙って厚底で走ることにします。最後までお読みいただきありがとうございました。

