【まれにある症例紹介コーナー】～総腓骨神経麻痺について～

2025.03.06

こんにちは！多摩整骨院日野院です。

皆さん、普段の生活の中で足のしびれや違和感を感じることはありませんか？今日はそんな症状の原因のひとつである『総腓骨神経麻痺』についてお話しします。

今回は『総腓骨神経麻痺』についてお話しします。この症状は、特にデスクワークをされている方や足を組む習慣がある方、また骨折後にギプス固定をした方に起こりやすいとされています。

例えば、長時間足を組んでいると、膝の外側にある神経が圧迫され、徐々に足のしびれを感じるようになることがあります。また、デスクワークの際に椅子に浅く座り、足を折り曲げたままの姿勢を続けると、血流が悪くなり神経に負担がかかることもあります。骨折後のギプス固定中は、一定の姿勢を保つことが求められるため、神経が圧迫されやすくなります。

足のしびれやつま先が上がらないといった症状が見られるため、日常生活に影響を及ぼすことがあります。そこで、今回は総腓骨神経麻痺の原因や予防方法、対処法について詳しく解説していきます。

総腓骨神経麻痺とは？

総腓骨神経麻痺とは、総腓骨神経が圧迫されたり損傷したりすることで、足の動きや感覚に異常が生じる状態を指します。主な症状として以下のようなものがあります。

足の甲やすねの外側のしびれや感覚の低下
つま先が上がらない（下垂足）
歩くときにつま先が引っかかりやすくなる

この症状は軽度であれば違和感程度ですが、重症化すると歩行が困難になることもあります。例えば、つま先が上がらずに引きずるような歩き方になったり、段差につまずきやすくなったりすることがあります。そのため、日常生活に支障をきたし、転倒のリスクが高まる可能性もあります。

なぜデスクワークやギプス固定で起こるのか？

総腓骨神経は膝の外側を通っているため、長時間圧迫されることで麻痺が生じることがあります。

足を組む習慣：足を組むことで膝の外側が圧迫され、神経が圧迫されることで血流が悪くなり、麻痺が起こることがあります。
長時間同じ姿勢で座る：デスクワーク中に足を曲げたまま長時間座っていると、神経に負担がかかりやすくなります。
ギプス固定後の影響：骨折後にギプスを固定している間に神経が圧迫されることがあります。また、ギプスを外した後に筋力低下や神経の機能回復が遅れることもあります。

総腓骨神経麻痺の予防方法

総腓骨神経麻痺を防ぐためには、日常生活の中で以下の点に注意することが大切です。

足を組むのを避ける：長時間の足組みは神経への圧迫を引き起こします。なるべく両足を地面につけた姿勢を心がけましょう。
こまめにストレッチをする：デスクワーク中でも、定期的に足を伸ばしたり、軽いストレッチを行うことで血流を改善できます。
ギプス固定時のケア：ギプスを固定している場合は、医師や施術者の指導のもと、適切なリハビリを行うことが重要です。

発症してしまったらどうすればいい？

もし総腓骨神経麻痺が発症してしまった場合、早めの対策が重要です。放置すると症状が悪化し、つま先が上がらなくなることで歩行が困難になったり、転倒のリスクが高まる可能性があります。そのため、できるだけ早く適切な施術を受けることが大切です。

当院での施術：電気治療やマッサージ、ストレッチなどを行い、神経の回復を促します。
自宅でのリハビリ：タオルギャザー（タオルを足の指で引き寄せる運動）や足首のストレッチなどを行うことで、症状の改善を助けます。
早めの相談が大切：症状が軽いうちに専門家に相談することで、回復が早まります。

患者様の声

実際に当院で施術を受けた患者様の体験談をご紹介します。

「デスクワークが多く、いつの間にか足のしびれを感じるようになりました。最初は疲れかなと思っていましたが、つま先が上がりにくくなり、歩きづらさを感じるように…。そこで多摩整骨院日野院に相談したところ、神経の圧迫が原因だとわかり、電気治療とストレッチを組み合わせた施術を受けました。数回の施術で徐々にしびれが軽減し、今では普通に歩けるようになりました！」

このように、適切な施術を受けることで症状の改善が期待できます。気になる症状がある方は、早めにご相談ください。

当院では、総腓骨神経麻痺の施術にも対応しており、一人ひとりの症状に合わせた施術を行います。ご予約はお電話または当院の公式ウェブサイトから可能です。お気軽にお問い合わせください。