朝起きたときに「首が痛くて動かない…」と感じたことはありませんか?
いわゆる「寝違え」は多くの人が経験する不快な症状の一つです。一時的なものと思って放置しがちですが、繰り返し寝違えを起こしてしまう方には、ある共通点が見られます。
この記事では、寝違えの原因や繰り返す人に多い共通点、そして整骨院での対応方法について解説します。
◆ 寝違えとはどんな症状?
寝違えとは、首や肩周りの筋肉や関節に急性の炎症が起こることで、痛みや動かしづらさが生じる状態を指します。医学的には「急性頸部捻挫」と呼ばれることもあります。
特徴的なのは、
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朝起きた直後に痛みを感じる
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特定の方向に首が動かない
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肩や背中まで痛みが広がる
といった症状です。
◆ なぜ寝違えは起こるのか?
寝違えの直接的な原因は、不自然な姿勢で長時間寝てしまうことにあります。たとえば、ソファでうたた寝をしたり、高すぎる枕で首に負担をかけたりすると、首の筋肉が緊張したまま血流が悪くなり、炎症を起こしやすくなります。
しかし、同じような姿勢で寝ていても「毎回寝違える人」と「まったく寝違えない人」がいます。では、その差はどこにあるのでしょうか?
◆ 寝違えを繰り返す人に多い共通点
① 姿勢が悪い(猫背・ストレートネック)
普段から姿勢が崩れている人は、首周辺の筋肉に常に負担がかかっており、寝ている間もリラックスできません。とくに最近はスマホやパソコンの影響で「ストレートネック」の方が増加中。首の自然なカーブが失われることで、寝違えが起こりやすくなります。
② 肩甲骨の動きが悪い
寝違えは首の問題に思えますが、実は肩甲骨の可動性が関係していることもあります。肩甲骨が硬くなると、その周辺の筋肉(僧帽筋や肩甲挙筋など)にも負荷がかかり、寝ている間に炎症を起こしやすくなるのです。
③ 枕や寝具が合っていない
高すぎる・低すぎる枕、硬すぎるマットレスなども、首の自然な姿勢を崩す原因になります。寝ている間の体圧分散がうまくいかず、筋肉が緊張したままになると、朝には痛みとして現れます。
④ 冷え・血流不良
夏場のクーラーや冬の寒さで首肩が冷えると、血流が悪くなり筋肉が固まりやすくなります。とくに筋肉の柔軟性が低下している中高年以降の方に多い傾向です。
◆ 整骨院でできる寝違えのケアとは?
寝違えを繰り返す人には、単に痛みを取るだけでなく「原因となっている体のゆがみや筋肉の状態を整える」ことが大切です。
◇ 筋肉や関節の調整
当院では、炎症がある急性期には電気療法や理学療法機器で炎症を抑えます。炎症が治まった後は、首・肩・肩甲骨周りの筋肉のバランスを調整して再発を防ぎます。
◇ 姿勢矯正・ストレッチ指導
猫背やストレートネックの改善のために、姿勢を整える施術や、セルフケアとしてのストレッチ方法もお伝えします。
◇ 枕や生活習慣のアドバイス
「合っていない寝具」「冷え」「日常の姿勢」など、寝違えを誘発する生活習慣についても丁寧にカウンセリングし、改善に向けたアドバイスを行っています。
◆ 寝違えを予防するためにできること
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スマホを長時間見ない(顔を下げすぎない)
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適度な運動で肩甲骨周りを柔らかく保つ
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枕の高さ・寝姿勢を見直す
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お風呂でしっかり温め、血流を良くする
繰り返し寝違えてしまう人は、「いつものことだから」と軽く考えず、一度整骨院で体のチェックを受けてみるのがおすすめです。
◆ まとめ
寝違えは誰にでも起こり得る症状ですが、繰り返す方には姿勢や筋肉の硬さ、寝具の不適合など、共通した原因があります。
一時的に痛みをやり過ごすのではなく、「根本的な原因に目を向けて体を整えること」が再発防止への近道です。
「最近寝違えが多いな…」と感じたら、ぜひお気軽にご相談ください。整骨院だからこそできる、全身のバランスを見たアプローチでサポートいたします。
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