こんにちは。急激に寒くなりましたが、お身体の調子はいかがでしょうか。前回のブログに引き続き、腰の症状についてお話させていただきます。今回は【腰部脊柱管狭窄症】について、症状・症例・多摩整骨院高幡不動院での治療法をご紹介いたします。
腰部脊柱管狭窄症とは?
加齢による退行性変性によって脊柱管や椎間孔が狭小化し、脊髄や馬尾、神経根を圧迫することで、神経症状を呈する症候群のことをいいます。

中高年者に好発し、徐々に進行していきます。
臀部~下肢の痺れ、疼痛、脱力、体幹後屈により症状増悪、神経性間欠跛行の症状があり、重度の場合、膀胱直腸障害がみられます。
神経性間欠跛行→しばらく歩行すると疼痛や痺れが出現、増悪し、歩行困難となるが数分の安静や前屈、しゃがむ姿勢をとることで神経組織の圧迫が解除、軽減され再び歩行可能になることです。
*整形外科でX線像、MRI像、CT像などで脊柱管狭窄があるか確認して診断をおこないます。
まずは保存療法を行い、症状が進行、膀胱直腸障害がある場合、手術を検討します。
多摩整骨院での治療
脊柱管狭窄症の患者さんの症例をご紹介いたします。
| ・69歳主婦
・症状:腰と臀部の痛みにより歩けない。もも裏のジーンとした痛み。 20年前から初期症状が出始め、2年前から症状が増悪。 ・画像診断:腰椎4/5番の狭窄、腰椎3~5番の変形 |
治療内容
・背中~腰、かばいにより負担がかかっている臀部~もも裏をほぐします。
・ハイボルテージ(低周波・超音波治療器)の神経根モードで狭窄をおこしている腰椎4/5番~神経症状が出ている下肢に通電させながら、超音波を強めで、温めて、圧迫されている神経の循環を促します。
のちに、背部→腰→下肢の順にひとつずつ、姿勢不良(前傾姿勢)により、固まった筋肉をハイボルテージで動かし、筋肉の血流・循環を良くしていきます。

患者さんの声
通院2~3週、治療5回目で「少しずつ身体が楽になってきた。」
治療6回目で「今まで10分しか座れなかったのが、50分できるようになった。歯医者に行って治療を受けられるようになった。」と感想をいただきました。
治療計画
・今後としては、全体的な硬さが取れてきたあと、ポイントで硬さが残る硬結(いわゆるコリ)をとるために鍼を使います。
・姿勢不良により弱った筋肉や姿勢保持に必要な筋肉を鍛えます。症状をお持ちの方はご自身で鍛えることが難しいので、電気の刺激で自動で鍛えるフロイデ(EMS)を行う治療計画を立てています。
・約3~4カ月治療を続けて、日常生活でのお辛さが50%減少する見込みですすめております。
脊柱管狭窄症自体は治すことは難しいですが、手術をしたくない!元気に自分の足で歩きたい!という方に症状の軽減、生活の質を向上させるお手伝いを多摩整骨院ではさせていただきます。
電話番号042-593-8400
ラインでのご予約・症状のご相談のお問い合わせにも対応しています。

