八王子市の鍼灸整骨院

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肉体の限界を追求する男 パート②

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前日までの大雨の影響で一部コースが変更されましたが無事にスタート。日本最大級のトレイルランニングの大会ということもあり大勢の大会スタッフやギャラリーに見送られながらスタートします。

コロナ禍で二年延期になったこともあり、この三年間プライベートの時間の大部分をこの大会のために掛けてきたのでうるっときてしまいました。しかしながら感傷に浸れるのは今だけで後でしんどくなるんだろうと思いつつ走り続けます。

 

約50キロ地点のエイドステーション(休憩所 飲食物あり)までは、この時期にしてはやや暑いなと思いながらも順調に進みます。

ここまではコース変更もあり平坦基調で来れましたが、コース図をみるとこの先の精進湖のエイドステーションまで急な登りが3つ続きます。あまりコースのハイライトとして話題にあがらない山、3つでしたがかなりの急登でなかなかにハード、楽ができると思ったくだりも急坂過ぎて脚にダメージが・・・

更には予想外の暑さで水分補給の量が多く胃が痛くなってきました。

胃が痛くなると体性内蔵反射といって背中にハリも出て来ます。急な登りと下りの連続で背中が痛くなってきました。これは予想外のトラブル。まだ70キロ地点・・・ あと90キロ 行けるのか?不安がよぎります。

 

対処法を考えなら走っていると、精進湖エイドが近づいてきます。すると「周せんせーい!」と私の名前を呼ぶ声が!!! 時間は土曜日、深夜二時。ロングレースは幻覚が見えたり、幻聴が聞こえたりすることがあると良く聞きますがレースはまだ前半戦。早過ぎる。

 

一応、声の方向を振り返ると霧雨の暗闇のなかに白い笑顔のベビーフェイス。

その正体は・・・・・

パート③に続く。

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