ムチウチ(むちうち症)とは
外傷性頸部症候群とも呼ばれ、事故や転倒、スポーツなどの衝撃によって首が急激にムチのようにしなり、首の骨や周りの靭帯、筋、神経、血管などを傷めた状態のことをいいます。
通常よくなるまでに3〜6ヶ月かかり、長引くと後遺症となる怖い症状です。
適切な治療を受け、症状を軽快できるかが重要になります。
症状は大きく3つに分けられます。
・筋肉、靭帯の損傷
首の痛みや動かせる範囲の制限。腰まで繋がっている背中の痛みが出ることもあります。
・神経根障害
首には沢山の神経があり、手や腕の痺れ、握力低下、場合によっては麻痺してしまうこともあります。
・自律神経障害
受傷直後は交感神経が優位になります。そのため、首の症状以外の痛みを遅れて実感する事が多いです。
自律神経が乱れる事でめまいや、耳鳴り、不眠、吐き気、頭痛、疲労感など多くの症状が出る事があります。
※その他、低髄液圧症候群との関連も指摘されています。
特に交通事故による症状は長期化するケースがあります。
油断せず、すぐにご相談ください。
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当院では
検査により慎重に患部の特定をします。
受傷原因、損傷度合いに合わせて治療内容を選択します。急性期は刺激量の調整が重要です。
痛めた筋肉、周囲筋への手技療法。
自律神経症状には神経の緊張により強張った筋肉を緩和する電気療法を行います。
首を支える深部の筋肉の緊張や損傷、関節や筋の炎症による痛みなど各種の症状に合わせた効果の高い理学療法、鍼治療も完備しています。
症状は多岐にわたります。軽度な症状で合っても「どうかな?」と思ったら気軽にご相談ください。