足底筋膜炎 とは
足の裏の踵からつま先まで付いている足底筋膜という膜状の筋肉が微細な損傷などで炎症を起こしている状態です。
症状としては足の裏、土踏まずや踵周辺に痛みが起きる事が多く、起床時一歩目の強い痛みや押した時の圧痛、蹴り出しの時の痛みなどがあります。
ランニングや立ち仕事をしている方など使い過ぎにより起こる事が多いです。
合わない靴、履きなれないヒールでの歩行、日常生活の繰り返しの下肢の疲労などでも起こり主婦の悩みにもなっています。
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当院では
手技療法や理学療法(ハイボルテージ、ライズトロンなど)を用いて痛みの鎮痛や筋肉の柔軟性を向上させます。
扁平足などの方で足底アーチが低下している場合は常時負担がかかりやすいため、インソールやキネシオテーピングなどを処方しています。
症例
●50歳 男性
仕事で立っている事が多く、1週間前から足裏の踵周辺に違和感を感じていたが放置した。
その結果、2日前から違和感が激痛に変わり歩いているのも痛いという事で来院された。
患部に鎮痛効果のあるハイボルテージを使用し、手技療法で膝下から足裏の筋肉を緩めた。
扁平足が進んでおり、アーチの低下が目立っていたためインソールを処方し、日常的に起こる足裏へのストレスを軽減させました。
治療期間は週3回の治療を2週間。歩行時の痛みはほとんど出なくなりました。
現在、痛みは無いが偏平足もあり脚に負担のかかる仕事の為、身体のメンテナンスを提案。
週に一回のペースで通院していただいています。
治療中の生活上アドバイスや痛みが無くなったあとのケアは専門家のわれわれにご相談ください。