足関節捻挫
足首を支えている靭帯や関節包を損傷してしまったもののことを言います。
スポーツ活動中や歩行時などで足関節(足首)を捻って起こります。
捻挫には大きくわけて2種類
内がえし捻挫
外返し捻挫
があり、多く起こるのは内返し捻挫です。
足首を内側に捻ることにより外側のくるぶし周囲の腫れ・痛み・皮下出血などが見られます。
放置や治療を中途半端に終えてしまうと足首の不安定性を高めてしまい、繰り返しの捻挫や慢性的な痛みにつながってしまう可能性があります。
軽い症状で合っても専門的な治療、判断が大切なケガです。
![]() |
当院では
患部の痛みの軽減を目的に理学療法(ハイボルテージ)、痛みをかばうために緊張を起こした周囲の筋肉の柔軟性をあげるための手技療法を行います。
重症度や経過に応じてギプス・包帯固定やテーピング、サポーターの処方を行なっています。
状況により松葉杖の貸し出しも行なっています。ご相談ください。
足首を固定しての生活により、荷重バランスが崩れるため骨盤矯正で改善します。
更にケガをした足首以外の関節にも動きの制限が出ますので理学療法、ストレッチ、トレーニング指導を行なっています。
症例
●16歳 男子 バスケットボール部所属
練習中ジャンプの着地に失敗し右足首を捻り来院。
歩行は可能ですが体重はかけられない状態でくるぶし周囲はかなり腫れていました。検査により足関節内反捻挫と確認しました。
炎症の痛みを抑えるハイボルテージ治療、腫れを抑えるための包帯固定、歩行時の荷重負荷を無くすため松葉杖を処方しました。
4回の通院で腫れも落ち着きました。
まだ左右差はあるものの右足に体重をかけながら歩けるようにまでなりました。
その後の治療は下肢の筋肉を緩める手技を施し、徐々に固定をキネシオテーピングに変更しました。
競技復帰後も筋肉を緩める手技療法と再発予防のトレーニングでケアを続けています。
早めの競技復帰や繰り返さないためにもシッカリと治療が必要です。
すでに古傷となり繰り返してしまう方もご相談ください。