テニス肘とは
特に中年以降の女性に多く、テニスをやっている方に発症しやすいため、この名前がつきました。
正式名称は『外側上顆炎』といいます。
肘の外側に痛みや腫れが出て、押すと痛みも強くなります。
ものをつかんで持ち上げる動きや、ぞうきんを絞る動き、テニスのバックハンドで発症することが多いです。
初めは使い過ぎた時の違和感。
徐々に使用時には常時痛みが現れます。
悪化すると安静時にも痛みを感じます。
前腕の手首を起こす(反らす)筋肉を使いすぎることによって固く張り、筋の付着している肘の外側の骨に負荷がかかり炎症を起こすケガです。
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当院では
痛みに対しての鎮痛のために理学療法(ハイボルテージ、ライズトロンなど)、固まってしまった前腕の筋肉の柔軟性を高める手技療法を施します。
生活上の負荷軽減や循環を促すためにキネシオテーピングを使用すると効果的です。
肩甲骨の可動性の低下や姿勢不良によっても悪化することがあるので、肩周辺から上腕の手技療法も効果的です。
正しく動かすための姿勢調整やトレーニング指導も行います。
ただし、症状にはいくつかのパターンがあり、治療方法が異なります。
当院で診させて頂いた上で治療方針、専門医検査の必要性を判断いたします。
お早めにご相談ください。
症例
●40代 女性
テニスを始めて2年。週3回テニスのスクールに行っています。
10日くらい前からテニス後、右肘の痛みを感じていて少し様子を見たのですが痛みが減らず来院されました。
初診時、炎症反応は治まっていた。
前腕の固まってしまった筋肉の循環改善のためにライズトロン治療と手技療法を行いテーピングをしました。
テニスを続けながらの治療でしたが1週間程で日常生活は問題なく過ごせるようになりました。
再発予防と肘への負荷軽減のために背中から肩にかけても手技を行いました。
良いフォームでよりプレーをしやすい状態になっています。
今は調子も良く、ゴルフも始められました。
さらに肘への負荷がかかる状態ですがメンテナンスを続けているため再発することなくご家族とのテニスを楽しんでいます。
スポーツのパフォーマンスアップにもケガになる前の予防のためにも早めのご相談をお待ちしています。