今回は手を使う方に多い「ばね指」についてお話しします。最近指の動きがぎこちなくて気になっている方、ぜひ参考にしてくださいね。
ばね指とは?
ばね指は、指を動かす腱と、それを包んでいる腱鞘(けんしょう)に炎症が起こり、スムーズに指を動かせなくなる状態です。指の腱は、腱鞘というトンネル状の構造を通っており、指を酷使することで腱や腱鞘が炎症を起こし、腱が太くなったり腱鞘が狭くなったりすると、通り道がスムーズにいかなくなり、「引っかかり」や「動きにくさ」が生じます。

主な症状動かすと「カクン」と弾くような動きになる・指の付け根を押すと痛い・朝にこわばりが強い
原因
ばね指の主な原因は、指の使いすぎや繰り返しの動作による腱と腱鞘への慢性的な負担です。以下のような動作がきっかけとなります。
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パソコンやスマートフォンの長時間使用
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楽器の演奏(ピアノ、ギターなど)
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編み物やミシンなどの手作業
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育児や介護による抱っこ動作
特に、親指、中指、薬指に多く発生します。
リスク
放置していると以下のようなリスクや悪化する可能性があります。
1. 関節が固まり、指が動かなくなる
炎症が続くと、腱や関節周囲の組織が硬くなり、指がまっすぐ伸びない・曲げられないといった状態になることがあります。
→ 放置期間が長くなるほど、元の動きに戻すのが難しくなります。
2. 痛みが慢性化する
一時的な痛みだったものが、慢性的に痛みを感じるようになることがあります。炎症が腱鞘だけでなく、周囲の組織にも広がる可能性があります。
3. ばね現象の悪化(弾発が強くなる)
初期は「引っかかる」程度だった指の動きが、進行するとカクンと急に弾けるような動作になり、強い痛みを伴うこともあります。
4. 他の指や部位への負担が増える
痛みのある指をかばって他の指や手首を多用することで、別の部位にも腱鞘炎や関節痛が波及することがあります。
治療
当院では、西洋医学・東洋医学・カイロプラクティック・タイ古式マッサージの技術を融合させた『J-SEITAI』という独自の施術法を用いて施術を行います。また『J-SEITAI』だけではなく、理学療法の機器を用いて疼痛軽減や、硬くなった組織の柔軟性を高めていきます。
処置する時期が遅れてしまうと、重症化しやすい症状になりますので、少しでも違和感がある方は 是非来院ください!
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