五十肩、四十肩は関節炎の一種であり、単なる”肩コリ”とは違います。
五十肩、四十肩とは・・・
五十肩の症状を説明する前に、、簡単に肩関節の形状について解説します。

こちらが肩関節を構成する、3つの骨です。鎖骨、肩甲骨、上腕骨の3つで構成されています。赤い丸で囲われている部分が、肩関節と呼ばれる部分になります。

そして上記の画像のように、肩関節は関節包と靭帯につつまれています。この関節包や靭帯、筋肉などが炎症を起こし、強い痛みにより肩関節の動きに支障をきたす症状を肩関節周囲炎といいます。
肩関節周囲炎は中高年に多く発症する病態で、とくに40代や50代に多いため、四十肩五十肩と呼ばれています。
肩関節周囲炎の代表的な症状に夜間痛があります。夜間痛とはその名の通り、夜に痛みが強くなる症状のことを指します。人によっては眠れないほど強い痛みが出ることもあり、睡眠不足に悩まされている患者様も少なくありません。
”ではなぜ夜間に、痛みが強くなるのでしょうか?”
原因①肩峰下圧の上昇

肩峰下とは(けんぽうか)と読み、肩甲骨と上腕骨の間にある隙間のことを指します。日中身体を起こしている時だと、重力により隙間が広がり圧が下がります。しかし、夜寝る際に身体を横にすると、隙間が狭まり圧が上がることで痛みを引き起こします。
原因②静脈の血流不全
身体の中を流れる血管は、大きく分けて動脈と静脈の二種類に分けることができます。動脈は心臓から出た血液を流す管で、静脈は心臓に戻る血液を流す管です。寝る時に身体を横にすることで、肩関節の周囲にある静脈が心臓よりも低い位置来てしまい、血液が心臓に戻りにくくなってしまいます。それにより、血流がうまく流れず痛みを引き起こします。
”夜間痛を抑えるために。。。”
以上2つの原因に共通して言えることは、寝る時の姿勢が大事だということです。
①仰向けで寝る

肩の下にクッションを敷き、少し高さを出しましょう。腕とお腹の間にクッションを置くと、尚良いです。
②横向きで寝る

痛みのある方を上にし、身体の重みで肩関節が圧迫されることを防ぎましょう。抱き枕などで腕の重みを軽減すると、より肩関節への負担が軽減します。
治療方法
肩関節周囲炎は、痛みが強くなってからの治療だと、症状軽減までの期間が長くなると言われています。早めに治療することが、悪化を防ぐことに繋がります
多摩整骨院では強い痛みにより緊張し、硬くなってしまった筋肉をほぐし、循環の改善を行います。また、ハイボルテージという機械を使って治療効果を高めます。

超音波と電気刺激を組み合わせたコンビネーション治療を行います。患部に対して2つの刺激が働きかけることで、効果的な治療の幅も広がり効率も高めます。
これらの施術だけでなく、患者様に合わせた施術をご提案させていただきます。肩関節の痛みにお悩みの方は、是非多摩整骨院京王八王子院へ足をお運びください!お待ちしております。