今回はランニングなどをしている方に多い「鵞足炎」についてお伝えします。膝の内側が気になる方は是非参考にしてくださいね!!
症状説明
「鵞足」とは、膝の内側、脛骨(すねの骨)の上部に付着する3つの筋肉(縫工筋、薄筋、半腱様筋)の腱が重なって付く部分を指します。この鵞足部には滑液包(かつえきほう)というクッションのような袋があり、腱と骨の摩擦を軽減しています。しかし、繰り返しの動作や負荷がかかると、この滑液包や腱自体に炎症が起き、痛みを生じるのが「鵞足炎」です。


主な症状 膝の内側の痛み・階段の上り下りでの痛み・膝の曲げ伸ばしで違和感や引っ掛かり感
鵞足炎が起こる原因
鵞足炎の主な原因は、膝の使いすぎ(オーバーユース)です。特に以下のような行動がリスクを高めます。
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ランニングや登山など膝に負担のかかる運動
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急な運動量の増加
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硬い地面での運動
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O脚や偏平足など、膝や足の歪み
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筋力のアンバランス(特に太ももの内側と外側)
また、姿勢の悪さや靴の合わなさも鵞足炎の原因になります。
リスク
この症状を放置してしまうと以下のような状態に陥ってしまいます。
1 慢性化(痛みが長引く) 炎症が持続し、安静にしていても痛みが治まらなくなっていきます。
2 他の部位への負担 膝をかばう歩き方により、股関節・腰・反対側の膝などに痛みが広がる事があります。
3 変形性膝関節症(OA)のリスク増加 痛みをかばって不自然な歩き方になることで、膝関節に偏った負担がかかります。 そうすると骨の一部に過度なストレスが加わってしまうため、骨の変形に繋がることがあります。
治療
当院では、西洋医学・東洋医学・カイロプラクティック・タイ古式マッサージの技術を融合させた『J-SEITAI』という独自の施術法を用いて施術を行います。また『J-SEITAI』だけではなく、理学療法の機器を用いて疼痛軽減や炎症を抑えていきます。姿勢不良や歪みに関してはトムソンベットといわれる特殊なベットを使用し、歪みを整えていきます。
トムソンベッド

処置する時期が遅れてしまうと、骨の変形などが起こる可能性がありますので、違和感がある方はお早めにご連絡下さい。
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