先天性股関節脱臼(発育性股関節形成不全)とは
先天性股関節脱臼は、現在では発育性股関節形成不全と呼ばれることも多く、股関節のはまりが浅い、安定しにくいなど、股関節の発育に関わる状態を指します。新生児から乳幼児の時期に見つかることが多く、女性に多い傾向があるとされています。
知っておきたいポイント
乳幼児期に見つかることが多い
大人になって急に脱臼するものではありません。
大人になってから症状が出ることも
股関節や周囲筋への負担が積み重なると、痛みや詰まり感として現れることがあります。
股関節以外にも影響しやすい
骨盤の傾きや歩き方のクセから、腰や膝に負担が広がることがあります。
原因には、股関節の受け皿となる部分の形成が浅いこと、関節の安定性の問題、遺伝的な要素などが関わるといわれています。乳児期に治療歴がある方でも、成人後に必ず症状が出るわけではありません。ただし、長時間の座位、抱っこや中腰、仕事やスポーツでの繰り返し動作が重なると、股関節前面やお尻まわり、太ももの付け根に違和感が出やすくなります。
なぜ今つらくなるのか|股関節の状態だけでなく、周囲の負担が重なります
股関節そのものの形だけでなく、今ある痛みには筋肉の硬さ・姿勢の崩れ・骨盤の傾き・使い方の偏りが大きく関わっているケースが少なくありません。
長時間の座り姿勢
股関節の前側が詰まりやすくなり、立ち上がりや歩き始めで違和感が出やすくなります。
お尻・体幹の筋力低下
支える力が落ちると、股関節の一部に負担が集中しやすくなります。
かばう動きの積み重ね
片側だけに体重をかけるクセや歩き方の偏りが、腰や膝にも影響します。
運動や日常動作の負荷
階段、抱っこ、立ち仕事、部活などで同じ部位に負担が蓄積しやすくなります。
大切なのは、「先天的だから仕方ない」で終わらせないことです。
股関節の状態そのものは変えられなくても、今の痛みや違和感に関わっている筋肉・関節・姿勢の問題を整理することで、日常生活が少し楽になるケースは少なくありません。
放置するとどうなる?股関節だけでなく、腰や膝まで負担が広がることもあります
最初は「少し気になる程度」でも、我慢しながら使い続けることで、周囲の筋肉が緊張し、動きのクセが強くなることがあります。
- 歩き始めに脚の付け根が痛む
- 長時間歩くと股関節が重だるくなる
- あぐらやしゃがみ動作がしにくくなる
- 腰痛や膝の痛みも出やすくなる
- 変形性股関節症の不安につながることがある
違和感が軽いうちから、股関節まわりの状態を見直しておくことが、長く日常生活を送りやすくするために大切です。
多摩鍼灸整骨院みなみ野院の検査・分析|股関節だけを見て終わらせません
多摩鍼灸整骨院みなみ野院では、股関節の痛みをただ「股関節が悪いですね」で片づけず、どの動きで負担が出るのか、どの筋肉がかばっているのか、骨盤や姿勢がどう関わっているのかまで確認しながら施術方針を組み立てます。

01 問診
乳児期の既往、現在の仕事、家事、育児、スポーツ歴まで丁寧に確認します。
02 姿勢・骨盤の確認
必要に応じてモアレ検査を行い、骨盤の傾きや全身バランスを見ていきます。
03 徒手検査
可動域、圧痛、詰まり感、股関節まわりの筋肉の硬さを確認します。
04 必要時の見極め
強い痛みや可動域制限がある場合は、専門医での検査をおすすめすることもあります。
股関節まわりの痛みは、FAI、グローインペイン、梨状筋症候群など、似た症状が混在することもあります。みなみ野院では、関節可動域や整形外科的テストを踏まえて、今の状態に合った方向性を探っていきます。
施術アプローチ|今ある痛みや違和感を、周囲の負担から整えていきます
先天性形成不全そのものを改善することはできません。そのうえで当院では、股関節にかかる負担をやわらげ、筋肉・関節・姿勢の面から日常生活を送りやすくするための保存的な施術を行っています。
表層だけでなく深部筋まで意識し、股関節・骨盤・体幹の連動を整えていきます。
股関節前面やお尻の深い筋肉の緊張に対して、状態に応じて組み合わせます。
深部を温めながら硬くなった筋肉や腱へアプローチし、動きやすさをサポートします。
長年のかばい動作で崩れた骨盤バランスを確認しながら、負担の偏りを見直します。
超音波と電療を組み合わせ、痛みが出やすい部位の負担軽減を図ります。
運動指導・EMS
股関節を支える筋肉の働きを意識し、施術後の維持や再発予防を目指します。
みなみ野院ならではの強み
- グループ内でも鍼灸師が多く在籍し、鍼施術のご相談に対応しやすい体制
- 広い院内と16床のベッド数で、落ち着いて施術を受けやすい環境
- グループ唯一のストレッチマシン「YURAGI」で、動きの見直しまでつなげやすい
股関節の不安がある方は、「痛いところだけをその場で楽にする」だけでは戻りやすいことがあります。みなみ野院では、状態に応じて施術+セルフケア+必要な運動の考え方まで含めてご提案しています。

再発予防まで見据えた考え方|股関節に負担が集まる流れを見直します
先天的な背景がある場合ほど、日々の使い方を整えることが大切です。違和感が減ったあとも、何も対策しないままだと忙しい時期や疲れがたまったときに再びつらくなりやすくなります。
使い方の偏り
↓
股関節まわりの硬さ・かばい動作
↓
お尻や体幹の筋力低下
↓
骨盤・姿勢の崩れ
↓
痛みや違和感の再発
みなみ野院では、痛みが落ち着いてきた方に対して、ストレッチや自宅でのケア、必要に応じてEMSやYURAGIの活用もご提案しています。メンテナンス施術の考え方も取り入れながら、無理のない範囲で再発しにくい状態づくりを目指します。
みなみ野院が通いやすい理由|股関節の悩みを相談しやすい環境を整えています
股関節の悩みは、周りに理解されにくかったり、「年齢のせいかな」と我慢されやすい不調です。多摩鍼灸整骨院みなみ野院では、子育て世代から働く世代、ご高齢の方、学生さんまで幅広くご相談いただいています。

子育て世代の方へ
火曜・木曜午前はお子様お預かり対応。抱っこや家事で股関節が気になる方も通いやすい環境です。
働く世代の方へ
20:00最終受付のため、座り仕事や立ち仕事で股関節に負担がある方も仕事帰りに相談しやすい体制です。
車で通いたい方へ
院隣に駐車場7台。歩く距離をできるだけ減らしたい方にも通いやすい立地です。
スポーツをしている方へ
学生さんの部活や運動習慣による股関節の違和感も、日常の姿勢や筋肉の使い方と合わせて見ていきます。
八王子みなみ野駅から徒歩8分、西松屋の目の前にあるため、生活動線の中で立ち寄りやすいのも特長です。広くあたたかみのある院内で、初めての方も落ち着いてご相談いただけます。
症例紹介|35歳 女性 事務職の方
来院時のお悩み
1か月ほど前から右股関節の痛みと違和感があり、歩行時の痛み、脚の付け根の圧痛、股関節を曲げたときの詰まり感を感じて来院されました。ご家族から「生まれたときに股関節が外れていた」と聞いていたそうです。
状態の確認
デスクワーク中心で、1日を通して座っている時間が長く、股関節前面からお尻まわりにかけて筋肉の緊張が強い状態でした。歩き方にもかばうクセが見られ、骨盤まわりにも負担が出ていました。
施術内容
深部の筋肉の硬さに対してライズトロン療法と手技療法を行い、股関節にかかるストレスをやわらげる方向で施術を実施。あわせて、日常生活での注意点とインナーマッスル・お尻まわりのストレッチをご案内しました。
経過
初回後は歩行時の痛みが少し残ったものの、脚の付け根の痛みや詰まり感は軽くなりました。1週間後の再来院時には、施術後3日ほどは調子がよく、その後やや違和感が戻ったとのことでしたが、前回より筋肉の反応がよく、深い部分までアプローチしやすくなっていました。
その後
週1回程度のペースで施術を継続し、歩行時の痛みは落ち着き、多忙な日に少し詰まり感を感じる程度まで変化。状態の安定を目指して骨盤バランスの確認やセルフケアも継続し、現在は不安なく生活しやすい状態を保てています。
関連する症状・施術ページ
股関節の痛みや違和感は、似た症状と重なって現れることがあります。気になる内容がある方は、以下のページもあわせてご覧ください。
よくあるご質問
まとめ|股関節の不安を、ひとりで抱え込まないでください
先天性股関節脱臼や発育性股関節形成不全の既往がある方は、「昔からだから仕方ない」と不安を抱えたまま生活していることも少なくありません。
ですが、今出ているつらさは、股関節の状態だけでなく、筋肉の緊張、骨盤の傾き、姿勢の崩れ、日々の使い方の積み重ねが関係していることがあります。だからこそ、早めに状態を整理しておくことが大切です。
八王子市みなみ野で、股関節の痛み、脚の付け根の違和感、歩行時の不安、昔からある股関節の悩みが気になる方は、多摩鍼灸整骨院みなみ野院までお気軽にご相談ください。

