ドケルバン病とは
妊娠出産期の女性、更年期の女性に多く見られる親指の腱鞘炎です。
親指を動かしたり、手を開いたりする際に痛みが出ます。
子育てなど、手の使いすぎ、仕事やスポーツでの負担などで発症します。
妊娠期、更年期の発症にはホルモンバランスによるものとも考えられています。
我慢して使用することが多く、悪化する為に悪循環が生じます。
初めは使用時の痛み。
悪化すると腫れが伴います。
酷くなると力が入らなくなります。
親指を握りこむ動作での付け根から手首への痛みがサインです。
あれ?おかしいな?と思ったら早めのご相談をお勧めします。
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当院では
痛みの鎮痛や、腱鞘炎を起こしている筋肉の柔軟性を高める治療を行います。
理学療法(ハイボルテージ、ライズトロンなど)、手技療法を行います。
生活の負担軽減を目的としたキネシオテーピング。症状の程度により固定具の処方もいたします。
生活負担による刺激が原因と考えられる場合、生活指導やセルフケア指導が重要です。
症状にはいくつかのパターンがあり、施術内容は個別のオーダーメイドになります。
当院で診させて頂いた上で治療方針、専門医検査の必要性などを判断致します。
お早めにご相談下さい。
症例
●30代 女性 二児の母
産後一年が経過し、最近子どもを抱き上げた際などに親指から手首にかけての痛みを感じた。
一人目の時も痛みはあったが、放置していたら治った為、今回もしばらく我慢していたが治らず来院。
炎症、痛みを抑えるためにハイボルテージ治療。
腱鞘炎を起こしている親指、腕の筋肉へ手技療法を施し、キネシオテーピングを行いました。
育児による負担が多いと判断し、お話をしっかり伺い生活指導を行いました。
一度目の治療で痛みは軽減し、三度目の治療で痛みは半分以下となりました。
1カ月ほど経過して生活指導も定着。
生活による痛みはほぼなくなり、今では毎週のケアで痛みを感じずに育児が出来ています。
治療、予防が大切です。お早目の来院をお待ちしています。