変形性膝関節症とは・・・
変形性膝関節症とは、膝関節の周囲にある骨や軟骨が、加齢や肥満などが原因で変形し、痛みを引き起こす病態のことを指します。とくに女性に多く見られる病態であり、全体の約75%が女性に発症すると言われています。

なぜ女性に多いのか。。。
なぜ女性に多いかご存知ですか?1つは男性に比べて筋肉が少ないことが原因です。女性は筋肉を作るホルモンが少なく、脂肪がつきやすいため、関節に負担がかかりやすいです。
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2つ目の原因は、骨粗鬆症になりやすい事です。とくに閉経後は女性ホルモンが急激に減少するため、骨にかかる負担は大きくなります。
骨が弱いうえに、筋力も無ければ関節にかかる負担は大きくなります。筋肉を鍛えることで、負担を軽減しましょう。
筋力トレーニング
膝関節を支えるうえで、重要な大腿四頭筋を鍛えるトレーニングを2つご紹介します。

トレーニング①

1、椅子に浅く腰掛け、足を前に伸ばしかかとを床につけます。
2、伸ばした方の足を、床から10センチ程度あげ、5秒程度キープします。
3、ゆっくり元に戻します。
1〜3を繰り返し、逆足も同様に行います。
トレーニング②

1、床に足を延ばして座る
2、膝の下にクッションなどを敷く
3、クッションを押し潰すように太ももに力を入れて、その状態を5秒程度キープする。
1~3を10回繰り返し、逆足も同様に行います。
大腿四頭筋が重要である理由とは。。




大腿四頭筋とは膝の前面にある、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋の四つの筋肉の総称で、大腿四頭筋と呼ばれています。
大腿四頭筋は膝蓋骨に付着し、膝関節を伸ばす働きをしています。
これら四つの中でも、内側広筋は特に変形性膝関節症において重要です。内側広筋が上手く力を発揮できないことにより、膝のお皿が外側に引っ張られ、変形を増悪させます。
内側広筋を鍛えることで、膝関節の安定性が増し、変形が進行するのを防ぐことができます。
膝に水が溜まる原因
変形性膝関節症と診断された患者様で、膝の中に水が溜まっていると伝えられた患者さんも少なくありません。
膝に水が溜まる理由は、炎症が起きているからです。膝関節に無理な力が加わり、炎症が発生すると、熱を感じるようになります。熱感を抑えるために脳が司令を出し、水分を膝関節に集中させます。
水が溜まり、腫れることで周囲の筋肉は硬くなり、関節に無理な力が加わる悪循環が起きます。
多摩鍼灸整骨院で受けられる施術

骨自体の変形を徒手療法で治療するのは難しいです。しかし、骨の変形を予防するための徒手療法は効果的です。
炎症により硬くなっている筋肉をほぐして、筋力を発揮できるようにさせたり、変形によって伸ばされ拘縮している筋肉に柔軟性を持たせたりできます。
また、前述したような運動が難しい場合、EMSを用いた筋力トレーニングも可能です。

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