梨状筋症候群とは
いわゆる坐骨神経痛の一つ。
腰部から伸びる坐骨神経が骨盤出口部で、何らかの原因により圧迫や刺激を受ける事でお尻の痛みや、お尻からももの後ろの筋肉まで痛みやシビレが出現します。
運動麻痺や感覚障害は稀です。重症化すると歩行障害(鶏歩)が見られることがあります。
坐骨神経が梨状筋と言う筋肉により障害を受けることからその名がつけられています。
草むしりなどの中腰やスポーツ、長時間の運転などする方に多く現れます。
長く座っていると症状は強くなり、歩くと楽になることもあります。
多くの場合は股関節周囲筋の治療、ストレッチで症状が寛解します。
腰椎椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症との鑑別が重要な疾患です。
まずは当院にご相談ください。必要に応じて専門医の検査など対応をしています。
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当院では
痛みの鎮痛、原因となるお尻の筋肉の柔軟性をあげるため理学療法(ライズトロン治療など)や手技療法を施します。
トリガーポイントが形成されている場合は鍼治療もお勧めしています。
股関節の可動域低下が症状悪化につながるため、整体やカイロプラクティックで関節の可動域を広げます。
運動や日常生活に負担軽減のために腰臀部のストレッチ指導をします。
症例
●35歳 男性 トラック運転手
長年、1日約12時間運転。半月ぐらい経ってからお尻に痛みが出始めた為来院。
初回は痛みが強かったため理学療法(ハイボルテージ療法)により鎮痛、手技療法により筋、関節を緩め、生活指導を行いました。
その後、週1回のペースで4回ほど治療を継続し、順調に痛みが和らいでいきました。
仕事の姿勢による負担が大きいケースでしたが、6回目には痛みが半分以下となりました。
症状が寛解してきたので、骨盤矯正により筋バランスを整え梨状筋にかかる負担を軽減を開始しました。
その後、約1ヶ月で痛みが消失。
現在では仕事にも支障がなくなり、メンテナンスの為、2週に1回のペースで来院しています。自宅でのセルフケアのストレッチや運動を指導しています。