PIRIFORMIS SYNDROME
座ると痛むお尻と足のしびれを確認します
長く座ると、お尻の奥がズーンと痛い。運転中に太ももの裏がしびれる。立って少し歩くと楽になる。
こういうお悩み、実は少なくありません。
ただ、お尻から脚へ広がる痛みやしびれは、すべて梨状筋が原因とは限りません。腰、神経、股関節、お尻の筋肉を分けて確認することが大切です。

腰から来る症状か、お尻の深い部分が関係しているかを分けて考えます。
次の症状がある場合は、施術予約より先に医療機関へ
- 尿が出にくい、漏れる、感覚がわかりにくい
- 便を我慢できない、便が出た感覚がわかりにくい
- 股の間や肛門周辺の感覚が鈍い
- 両脚に強いしびれや力の入りにくさがある
- つま先や足首が急に上がらなくなった
- 脚の筋力低下が急速に進んでいる
- 大きな転倒や事故の後から症状が出た
腰の神経に緊急性の高い問題が起きている可能性があります。救急外来や整形外科へご相談ください。
梨状筋症候群でよくある症状
最初は、お尻が張っているだけだと思っていたという方もいます。
そのまま座り仕事や運転を続け、太ももやふくらはぎまで症状が広がることがあります。
お尻の奥が痛い
表面ではなく、押しても届きにくい深い場所に痛みを感じることがあります。
長く座ると症状が強くなる
デスクワーク、車の運転、電車移動などで、お尻の痛みやしびれが増える場合があります。
お尻から太ももの裏へ痛みが広がる
坐骨神経の走行に沿うように、太ももの裏やふくらはぎへ広がることがあります。
脚がピリピリする、感覚が鈍い
痛みだけでなく、しびれ、灼ける感じ、冷たく感じるなどの変化が出る方もいます。
車から降りる時につらい
座った状態から立つ時や、脚を外へ出す時にお尻の奥が痛むことがあります。
歩くと少し楽になることがある
座って圧迫されている時より、短時間歩いた方が楽に感じる方もいます。ただし、全員に当てはまる症状ではありません。
症状の出方だけで、梨状筋症候群と決めることはできません。
筋力低下や感覚障害がある場合は、腰の神経症状を優先して確認します。
梨状筋症候群とはどのような状態?
梨状筋は、お尻の深い部分にある筋肉です。
骨盤の中央にある仙骨から、大腿骨の付け根付近へつながっています。
股関節を外へ回す動きや、片脚で身体を支える時に働きます。
坐骨神経との位置関係
坐骨神経は、梨状筋の近くを通って骨盤から脚へ向かいます。梨状筋周辺で神経が刺激されると、お尻や脚に坐骨神経痛のような症状が出ることがあります。
深臀部症候群という考え方
お尻の深い場所で坐骨神経が刺激される状態を、広く深臀部症候群と呼ぶことがあります。原因は梨状筋だけとは限りません。
坐骨神経の通り方には個人差があります。
そのため、「梨状筋が硬いから神経を圧迫している」と単純に決めつけないことが大切です。
お尻から脚が痛くても、梨状筋症候群とは限りません
お尻や脚の痛み、しびれを起こす状態はいくつもあります。
症状が似ているため、腰と股関節の両方を確認する必要があります。
梨状筋症候群・深臀部症候群
腰痛よりお尻の奥の痛みが目立ち、長時間座ると悪化することがあります。
股関節を一定の方向へ動かした時や、お尻の深い部分を押した時に症状が再現される場合があります。
腰椎椎間板ヘルニア
腰から脚へ痛みやしびれが広がり、咳やくしゃみ、前かがみで強くなることがあります。
感覚低下や筋力低下が出る場合は、医療機関での確認が必要です。
脊柱管狭窄症
立つ、歩く動作で脚が痛み、座る、前かがみになると楽になる場合があります。
梨状筋症候群とは、症状が出る姿勢が反対になることもあります。
股関節の問題
脚の付け根や股関節の前側が痛み、靴下を履く、脚を開く動きがつらくなることがあります。
お尻側に痛みを感じる場合もあるため、股関節の動きを確認します。
仙腸関節性腰痛
骨盤の片側や、お尻の上部に痛みが出ます。
寝返り、立ち上がり、片脚へ体重をかける動きで痛むことがあります。
ハムストリングや坐骨周辺の痛み
お尻と太ももの境目が痛み、走る、前屈する動きで強くなる場合があります。
しびれより、筋肉や腱の痛みが中心になることがあります。
「坐骨神経痛と言われたから梨状筋をほぐせばよい」と考えず、神経の状態を先に確認しましょう。
症状の出方が近いページを確認する
梨状筋周辺へ負担が集まる原因
原因はひとつとは限りません。
長時間の座位、運動量、股関節の硬さなどが重なっていることがあります。
長時間の運転やデスクワーク
お尻へ体重がかかった状態が続き、股関節周囲が動きにくくなることがあります。
後ろポケットの財布
厚い財布や物を入れたまま座ると、片側のお尻へ圧が集中します。
草むしりや中腰作業
股関節を曲げた姿勢が続き、立ち上がる時にお尻へ負担が集まることがあります。
ランニングや方向転換
走る、切り返す、片脚で着地する動作を繰り返すと、梨状筋を含む股関節周囲筋へ負担がかかります。
股関節の動きにくさ
股関節が十分に動かないと、お尻の深い筋肉が代わりに頑張り続けることがあります。
お尻や体幹の筋力低下
歩行や片脚立ちで骨盤が安定せず、一部の筋肉へ負担が偏る場合があります。
転倒やお尻の打撲
尻もちや接触後に、深い部分の痛みや神経症状が出ることがあります。
痛む場所だけでなく、座り方、股関節、腰、骨盤の使い方まで確認することが大切です。
痛みを我慢して座り続けるとどうなる?
梨状筋症候群があれば、すぐに神経が大きく傷つくというわけではありません。
ただ、痛みをかばう姿勢が続くと、腰や反対側の股関節へ負担が広がることがあります。
- 座っていられる時間が短くなる
- 片側へ身体を傾けて座るようになる
- 歩幅が小さくなる
- 腰や反対側のお尻まで痛くなる
- 運転や仕事に集中できなくなる
- 運動を再開すると同じ症状を繰り返す
しびれが強くなる場合や、力が入りにくくなる場合は、単なる筋肉の硬さとして考えないことが大切です。
症状が長引くほど強く揉むのではなく、状態を改めて確認しましょう。
腰から来ているのか、お尻が原因なのかわからない方へ
症状が出る姿勢と、しびれの範囲を一緒に整理しましょう。
高幡不動院では、いきなり施術に入りません
お尻が硬いという理由だけで、梨状筋を強く押すことはありません。
まず、神経症状の有無と、腰や股関節との関係を確認します。

腰由来か、お尻由来か、医療機関で確認すべき症状がないかを説明します。
症状の経過を確認
いつから、どの姿勢で、どこまで痛みやしびれが出るかを伺います。
筋力・感覚・左右差を確認
足首や足指の力、脚の感覚、左右差を確認し、神経症状の程度を見ます。
腰の動きを確認
前屈、後屈、身体をひねる動きで、脚の症状が変化するかを確認します。
股関節の可動域を確認
股関節を曲げる、開く、内外へ回す動きで、痛みやしびれが変わるかを見ます。
梨状筋周辺の反応を確認
お尻の深い部分の圧痛と、股関節へ負荷をかけた時の反応を確認します。
神経を伸ばす検査を確認
脚を上げる検査などを行い、腰から続く神経の反応を確認します。
座位・立ち上がり・歩行を確認
どちら側へ体重が偏るか、立ち上がる時に身体が傾くかを見ます。
必要に応じてエコー検査
お尻や股関節周囲の筋肉などを確認する目的で、補助的に使用する場合があります。
エコーだけで梨状筋症候群と確定することはできません
エコーで筋肉の状態を確認できる場合がありますが、腰の神経や骨盤内の状態まで判断できるわけではありません。
筋力低下や強い感覚障害、症状の進行がある場合は、整形外科や神経を扱う医療機関へご案内します。
ひとつの検査だけで決めず、症状の経過と身体所見を合わせて考えます。
梨状筋症候群に対する施術方針
痛い場所を強く揉めば、神経への圧迫が取れるというものではありません。
症状の強さ、しびれの範囲、仕事や運動予定に合わせて進めます。
痛みや神経の刺激が強い時期
長時間の座位、運転、中腰など、症状を強くする負担を調整します。
状態に応じてハイボルテージコンビネーション療法などを、痛みへの補助として使う場合があります。
お尻の深部に硬さがある時期
強い炎症や緊急性がないことを確認し、ライズトロンなどを補助的に使用する場合があります。
温熱が合わない状態では使用せず、その日の反応を確認します。
トリガーポイントが関係する場合
お尻や股関節周囲の深い筋肉に、押すと症状が広がるポイントがみられることがあります。
状態に合わせて、手技やトリガーポイントを意識した鍼施術をご提案する場合があります。
股関節の動きを戻す時期
お尻だけでなく、腰、股関節、太ももを確認します。
M&MやJ-SEITAIの考え方を使い、無理のない範囲で動きやすさを整えます。
再発を防ぐ時期
お尻、体幹、股関節の筋力を戻し、座り方や立ち上がり方を確認します。
運転やスポーツへ戻す場合は、症状を見ながら時間と負荷を段階的に増やします。

お尻だけでなく、腰、骨盤、股関節、脚全体の動きを確認します。
施術だけで、神経の圧迫が必ずなくなると断定することはできません。
今ある症状を落ち着かせることと、同じ姿勢へ負担を集めない身体に変えることの両方が大切です。
関連する施術について詳しく見る
仕事中・運転中に気をつけたいこと
同じ姿勢を長く続けない
可能であれば30分から1時間を目安に姿勢を変え、短く立つ時間を作ります。
後ろポケットを空にする
財布、スマートフォン、鍵などを入れたまま座らないようにします。
運転席を遠くしすぎない
ペダルへ足を伸ばし切らずに届き、骨盤が片側へ傾かない位置へ調整します。
片側へ寄りかからない
肘掛けやドア側へ身体を傾け続けると、片側のお尻へ負担が偏ります。
休憩中に短く歩く
痛みが強くならない範囲で立ち、少し歩いて姿勢を変えます。
痛みを我慢して座り続けるより、短い休憩をこまめに入れる方が続けやすいことがあります。
ストレッチはした方がいい?
梨状筋ストレッチを検索して、ご自身で試している方もいます。
ただ、痛みやしびれが強い時に無理に伸ばすと、症状が増えることがあります。
続けてもよい反応
- お尻が軽く伸びる程度である
- 脚のしびれが広がらない
- 終わった後に症状が強くならない
- 翌日に痛みやしびれが増えない
中止した方がよい反応
- しびれが足先まで広がる
- 鋭い痛みや電気が走る感じが出る
- 脚へ力が入りにくくなる
- ストレッチ後も症状が長く残る
腰椎椎間板ヘルニアなど、別の神経症状がある場合は、同じストレッチが合わないことがあります。
スポーツや運転へ戻す目安
痛みが少し減っただけで、急に長時間運転や元の練習量へ戻すと再び症状が出ることがあります。
その場の痛みだけでなく、終了後と翌日の変化も確認します。
再開前に確認したいこと
- 日常歩行で痛みやしびれが強くならない
- 脚の筋力低下が進んでいない
- 一定時間座っても症状が大きく増えない
- 股関節を無理なく動かせる
- 片脚立ちで骨盤が大きく傾かない
- 軽い運動後にしびれが広がらない
- 翌日に症状が悪化していない
運転時間、走行距離、スポーツの強度を一度に戻さないことが大切です。
仕事や大会予定がある場合も、現実的な負担調整を一緒に考えます。
高幡不動院が選ばれる理由
坐骨神経痛をひとまとめにしません
腰、お尻、股関節、神経症状を分けて確認します。
筋力・感覚・徒手検査を大切にします
痛い場所だけでなく、足に力が入るか、感覚が左右で違わないかも確認します。
深部への施術を使い分けます
状態に応じて、ライズトロン、トリガーポイント施術、鍼施術などを組み合わせます。
運転や仕事の状況まで確認します
施術だけでなく、座席、休憩、仕事中の姿勢も一緒に整理します。
必要な場合は医療機関へご案内します
筋力低下や強い感覚障害などがある場合は、施術を続けることを優先しません。
高幡不動駅から徒歩1分です
仕事帰りや長時間移動の前後にも相談しやすい場所です。
女性や整骨院が初めての方も相談しやすい院です
施術内容と今の状態を説明し、納得していただいてから進めます。
日野市、高幡不動、百草園、多摩市、聖蹟桜ヶ丘方面からもご相談いただいています。

しびれのある方にも、検査内容と施術方針をわかりやすく説明します。
梨状筋症候群が疑われたご相談例
35歳・男性・トラック運転手
1日12時間ほど運転する生活が続き、半月ほど前から片側のお尻に痛みが出始めました。
運転時間が長くなると痛みが強くなり、太ももの裏にも違和感が広がっていました。
腰の動き、脚の筋力と感覚、股関節の可動域、お尻の圧痛、座り姿勢を確認しました。
検査では、強い筋力低下や緊急性の高い神経症状はみられず、お尻の深部と長時間の座位が症状に関係している可能性が考えられました。
初期は運転中の休憩方法を見直し、状態に合わせた物理療法、手技、股関節周囲の調整を行いました。
週1回ほどの相談を続け、6回目頃には仕事中の痛みが軽くなったと話されました。
症状が落ち着いた後は、骨盤まわりの運動と自宅でのセルフケアを追加しました。
現在は、長時間運転後に症状を繰り返さないよう、座り方と休憩を意識されています。
※状態、施術内容、通院回数、経過には個人差があります。同じ経過を保証するものではありません。
梨状筋症候群に関連する症状ページ
お尻や足のしびれは、症状が出る姿勢や筋力低下の有無によって必要な対応が変わります。
腰・股関節・足の症状から確認する
梨状筋症候群についてよくある質問
梨状筋症候群は坐骨神経痛と同じですか?
坐骨神経痛は症状を表す言葉です。梨状筋症候群は、お尻の深い場所で坐骨神経が刺激され、坐骨神経痛のような症状が出る状態のひとつです。
ヘルニアとの違いは何ですか?
梨状筋症候群ではお尻の奥の痛みや座位での悪化が目立つことがあります。ヘルニアでは腰の動きや咳、くしゃみで脚の症状が変わることがあります。ただし症状が似るため、自己判断はおすすめできません。
座ると痛く、歩くと楽になります。梨状筋症候群ですか?
梨状筋症候群でみられることがある症状ですが、それだけでは判断できません。しびれの範囲、腰の動き、筋力、感覚、股関節の反応を確認します。
梨状筋を強く揉めば楽になりますか?
神経が敏感な状態で強く押すと、痛みやしびれが強くなる場合があります。痛む場所だけを強く揉まず、状態を確認してから施術方法を選びます。
ストレッチは毎日した方がよいですか?
軽く伸びる程度で症状が増えなければ、役立つことがあります。しびれが広がる、脚へ力が入りにくくなる場合は中止してください。
エコーで梨状筋症候群がわかりますか?
お尻や股関節周囲の筋肉を確認できる場合がありますが、エコーだけで梨状筋症候群と確定することはできません。症状、筋力、感覚、徒手検査を合わせて考えます。
病院へ行った方がよい症状はありますか?
排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、急に進む筋力低下、両脚の強いしびれ、足首が上がらない症状がある場合は、早急に医療機関へ相談してください。
どのような服装や持ち物がよいですか?
腰や股関節を動かしやすい服装がおすすめです。病院の検査結果、お薬手帳、症状が出る時間や姿勢の記録がある場合はお持ちください。
高幡不動で梨状筋症候群にお悩みの方へ
梨状筋症候群では、お尻の奥から脚へ痛みやしびれが広がることがあります。
ただし、似た症状は腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、股関節の問題でも起こります。
高幡不動院では、痛む場所だけでなく、筋力、感覚、腰、股関節、座り姿勢を確認します。
そのうえで、負担の調整、施術、セルフケア、仕事やスポーツへの復帰を段階的に進めます。
「長く座るとお尻が痛い」「足までしびれる」という段階でも、遠慮なくご相談ください。
しびれを我慢して同じ姿勢を続けると、腰や反対側の股関節まで負担が広がることがあります。まずは腰由来か、お尻由来かを一緒に確認しましょう。
ご都合に合う方法でご相談ください
急に進む筋力低下や強い感覚障害は医療機関を優先してください。通常のご予約はWeb予約で。病院へ行くべきか迷っている方はLINEやお電話でご相談ください。
多摩鍼灸整骨院 高幡不動院
〒191-0031
東京都日野市高幡1002-1
ベルドミール高幡2F
TEL:042-593-8400
平日受付時間:9:30〜12:00/16:00〜20:00
土曜日受付時間:9:00〜16:00
定休日:日曜日
京王線「高幡不動」駅 徒歩1分
駐車場:4台
※このページは、梨状筋症候群や坐骨神経痛のような症状に関する一般的な情報をお伝えするものです。症状、施術内容、経過には個人差があります。排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、急速に進む脚の筋力低下、両脚の強いしびれがある場合は、早急に医療機関へご相談ください。


