LUMBAR SPINAL STENOSIS
歩くと足がつらくなる状態を確認します
少し歩くと足が痛い。しびれて休みたくなる。前かがみになると、また少し歩ける。
こういうお悩み、実は少なくありません。
脊柱管狭窄症は、腰の痛みだけを見る症状ではありません。歩ける距離、足の感覚や力、姿勢による変化を確認することが大切です。

歩く、立ち続ける動作で足がつらくなり、座ると楽になることがあります。
次の症状がある場合は、施術より医療機関を優先してください
- 尿が出にくい、尿意がわかりにくい
- 尿や便を漏らすようになった
- お尻や股の間の感覚が鈍い
- 両足へ急に力が入りにくくなった
- つま先や足首が急に上がらなくなった
- 急に歩けなくなった
- 転倒後から強い腰痛が続いている
- 発熱や強い安静時痛がある
- がんの治療歴があり、新しい腰痛や足の症状が出た
排尿・排便障害や急な筋力低下は、緊急性の高い神経症状の可能性があります。
迷う場合は、救急相談や整形外科へ連絡してください。
脊柱管狭窄症でよくある症状
最初は、長く歩いた日だけ足が重い程度だったという方もいます。
少しずつ歩ける距離が短くなり、外出が不安になる場合があります。
歩くと足が痛い・しびれる
お尻、太もも、ふくらはぎ、足先などに痛みやしびれが出ます。
立っていると足がつらくなる
料理、信号待ち、電車内など、立ち続ける場面で症状が出ることがあります。
座ると少し楽になる
歩行中に腰を下ろすと症状が落ち着き、再び歩けるようになることがあります。
前かがみになると楽
買い物カートや手押し車につかまると、歩きやすく感じる方がいます。
足へ力が入りにくい
階段で踏ん張りにくい、足が上がりにくい、つまずきやすいと感じます。
左右で症状が違う
片足だけに強く出る方もいれば、両足に重さやしびれが出る方もいます。
腰痛が目立たないこともある
腰よりも、足のしびれや歩きにくさが中心になる場合があります。
歩いて症状が出て、休むとまた歩ける状態を、間欠性跛行と呼びます。
何分歩けるか、どの姿勢で楽になるかを記録しておくと状態確認に役立ちます。
脊柱管狭窄症とはどのような状態?
脊柱管は、背骨の中にある神経の通り道です。
腰部脊柱管狭窄症では、腰の神経が通る空間が狭くなっています。
立つ、歩く、腰を反らすなどの動作で、足の症状が出やすくなる場合があります。
椎間板の変化
背骨の間にあるクッションが膨らみ、神経の通り道を狭くすることがあります。
関節や骨の変化
背骨の関節が厚くなったり、骨の出っ張りができたりする場合があります。
靱帯の厚み
脊柱管内にある靱帯が厚くなり、空間が狭くなることがあります。
腰椎すべり症
背骨が前後へずれることで、神経の通り道が狭くなる場合があります。
生まれつきの狭さ
もともと脊柱管が狭く、比較的若い時期から症状が出る方もいます。
画像で狭いだけでは診断になりません
MRIで狭窄が見えていても、症状がほとんどない方もいます。
歩行時の症状や筋力・感覚の変化と、医療機関の画像所見を合わせて判断します。
整骨院で脊柱管狭窄症を診断したり、MRIの代わりになる検査を行ったりすることはできません。
症状の出方は人によって違います
同じ脊柱管狭窄症でも、しびれる場所や左右差は同じではありません。
医療機関では、症状の出方から次のようなタイプが検討されます。
神経根型
片側の足に痛みやしびれが出やすく、神経に沿って症状が広がる場合があります。
馬尾型
両足のしびれ、足裏の違和感、歩きにくさなどが出る場合があります。
混合型
神経根型と馬尾型の両方が重なり、症状が複雑に出る場合があります。
タイプを自己判断する必要はありません。
足のどこに、どのような症状が出ているかを医療機関へ正確に伝えることが大切です。
歩くと足が痛む原因は、神経だけとは限りません
間欠性跛行は、脊柱管狭窄症だけに起こる症状ではありません。
足の血流が低下する末梢動脈疾患でも、歩行中に足が痛むことがあります。
神経性の間欠性跛行でみられる傾向
- 立ち続けると症状が出る
- 歩くと足がしびれる、重くなる
- 座ると楽になる
- 前かがみで楽になる
- 自転車は歩行より行いやすい場合がある
血流の問題を確認したいサイン
- 姿勢に関係なく、歩くと痛む
- 立ったまま休んでも楽になる
- 片足が冷たい
- 足の色が白い、紫色になる
- 足の脈が弱い
- 足の傷が治りにくい
- 喫煙、糖尿病、高血圧、脂質異常症がある
足の冷たさや色の変化がある場合は、循環器内科や血管外科などへご相談ください。
脊柱管狭窄症に似た症状との違い
足のしびれがあるからといって、すべて脊柱管狭窄症とは限りません。
症状が出る姿勢、歩行との関係、痛みの場所を分けて確認します。
脊柱管狭窄症
立つ、歩く動作で足の症状が出て、座る、前かがみになると楽になる傾向があります。
腰椎椎間板ヘルニア
比較的急に症状が出ることがあり、座る、前かがみになる動作で強くなる方もいます。
坐骨神経痛
病名ではなく、お尻から足へ広がる痛みやしびれの呼び方です。原因を分けて確認する必要があります。
腰椎すべり症
背骨のずれが神経症状や脊柱管狭窄に関係する場合があります。
股関節の問題
股関節の動きで鼠径部や太ももが痛み、歩きにくくなる場合があります。
圧迫骨折
転倒後や、きっかけなく急な腰痛が出た場合に確認が必要です。
末梢神経・糖尿病性神経障害
姿勢や歩行に関係なく、足先のしびれや感覚低下が続く場合があります。
「脊柱管狭窄症と言われたから、すべての症状が腰から」と決めつけないことも大切です。
症状の出方が近いページを確認する
放置するとどうなる?
脊柱管狭窄症と診断されても、全員が同じように進行するわけではありません。
ただ、歩ける距離が少しずつ短くなると、生活範囲も狭くなりやすくなります。
- 買い物や通院が負担になる
- 外出を避けるようになる
- 足の筋力や体力が落ちる
- ふらつきや転倒が増える
- 歩き方が小さくなる
- 膝や股関節へ負担が広がる
- 家族の付き添いが必要になる
怖くなってまったく動かなくなると、筋力や持久力が低下しやすくなります。
無理に歩き続けるのではなく、症状が強くなる前に休みながら活動量を保つことが大切です。
どのくらい歩いてよいのか迷っている方へ
歩ける時間、休み方、翌日の症状を確認しながら、無理のない活動量を整理します。
高幡不動院では、いきなり施術に入りません
高幡不動院では、「病院で脊柱管狭窄症と言われた」という情報だけで施術内容を決めません。
歩行、筋力、感覚、姿勢による変化を確認します。

歩ける距離や症状の変化を整理し、今後の方針をわかりやすく説明します。
病院での診断内容を確認
MRIやレントゲンの結果、薬、注射、手術歴などを伺います。
歩ける時間と距離を確認
何分、何メートルほどで症状が出るのかを確認します。
姿勢による変化を確認
立つ、座る、前かがみ、腰を反らす動作で症状がどう変わるかを見ます。
足の筋力を確認
股関節、膝、足首、つま先へ力が入るか、左右差がないかを確認します。
足の感覚を確認
太もも、すね、足の甲、足裏などの感覚に左右差がないかを見ます。
歩き方とバランスを確認
歩幅、ふらつき、つまずき、方向転換、立ち上がりを確認します。
腰・股関節・足首を確認
腰だけでなく、歩行に必要な股関節や足首の動きも確認します。
足の血流に関するサインを確認
足の温度、色、傷の有無などを確認し、血流の問題が疑われる場合は医療機関をご案内します。
排尿・排便の変化を確認
緊急性の高い神経症状が隠れていないかを確認します。
必要に応じてエコーを使用
腰やお尻周辺の筋肉などを確認する補助として使用する場合があります。
エコーで脊柱管の狭さは確認できません
整骨院のエコーで、脊柱管内の神経圧迫を確定することはできません。
診断には医療機関での診察と、MRIなどの画像検査が必要です。
筋力低下や感覚低下が進んでいる場合は、施術を優先せず整形外科や脊椎専門医への相談をご案内します。
病院での診断と治療方針を大切にします
脊柱管狭窄症は、MRIなどの画像検査、神経学的な診察、生活への影響を合わせて判断する症状です。
保存療法中の方、手術を提案されている方、術後の生活に不安がある方も、主治医の指示を確認しながら対応します。
状態に合わせて施術と運動を組み合わせます
脊柱管狭窄症がある方全員へ、同じストレッチや施術を行うわけではありません。
病院での診断内容、歩ける距離、筋力、症状の変化に合わせます。

腰だけでなく、股関節、膝、足首、歩き方まで確認します。
痛みやしびれが強い時期
症状が強くなるまで歩き続けず、短い距離へ分けます。
状態に応じてハイボルテージコンビネーション療法などを、痛みへの補助として使用する場合があります。
腰・お尻・足の筋緊張を確認
症状をかばうことで硬くなった腰、お尻、太もも、ふくらはぎを確認します。
状態に応じて、手技、トリガーポイント療法、鍼施術、ライズトロンなどを検討します。
身体全体の動きを確認
J-SEITAIの考え方を使い、腰だけでなく背中、骨盤、股関節、足首の動きを確認します。
無理に腰を反らしたり、強くひねったりする施術は避けます。
歩き方・立ち上がりを確認
M&Mの考え方を使い、歩行、立ち上がり、方向転換、段差を確認します。
腰だけへ負担が集まりにくい身体の使い方を目指します。
筋力と持久力を保つ
症状が増えない範囲で、お尻、太もも、体幹の運動を行います。
運動が難しい場合は、状態に応じてEMSを補助的に使用することがあります。
生活に合わせて歩行量を調整
買い物、通勤、散歩、階段など、必要な場面から歩く量を調整します。
その場の症状だけでなく、終了後と翌日の反応も確認します。
施術で脊柱管を広げることはできません
手技や電気施術で、骨や靱帯によって狭くなった脊柱管を直接広げることはできません。
施術は、二次的な筋緊張や動きにくさ、歩行・生活上の負担を支える目的で行います。
病院での治療と、歩行や日常生活を保つためのサポートを分けて考えることが大切です。
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歩く時・運動する時の注意点
足へ力が入りにくくなるまで、我慢して歩く必要はありません。
症状が強くなる前に休み、合計の活動量を保つ方法を考えます。
短い距離へ分ける
一度に長く歩かず、症状が出る前に座って休みます。
歩いた時間を記録する
何分で症状が出たか、休むと何分で戻ったかを記録します。
杖や手押し車を利用する
前かがみで楽になる方は、補助具で外出しやすくなる場合があります。
固定式自転車を検討する
前かがみの姿勢が楽な方は、歩行より行いやすい場合があります。
転倒しやすい環境を避ける
暗い道、段差、滑りやすい床では、手すりや照明を利用します。
翌日の症状を確認する
運動した翌日にしびれや痛みが増える場合は、時間や回数を減らします。
腰を反らす動作で足の症状が増える場合は、その運動を中止してください。
ストレッチは全員に同じ内容が合うわけではありません。
手術について相談した方がよい目安
脊柱管狭窄症と診断されても、すぐ手術になるとは限りません。
ただし、症状の進行や生活への影響によっては、手術を含む相談が必要です。
脊椎専門医へ相談したい状態
- 歩ける距離が短くなり続けている
- 足の筋力低下が進んでいる
- つまずきや転倒が増えている
- 仕事や買い物が難しくなった
- 薬や運動などを続けても支障が大きい
- 排尿・排便に変化がある
- 手術のメリットとリスクを聞きたい
手術を受けるかどうかは、画像の狭さだけでは決まりません。
症状、筋力、生活への支障、持病、本人の希望を含めて医師と相談します。
高幡不動院が脊柱管狭窄症の相談で大切にしていること
歩ける距離を具体的に確認します
「歩けない」だけでなく、何分、どこまで歩けるかを確認します。
筋力と感覚の変化を見逃しません
痛みだけでなく、足へ力が入るか、感覚が低下していないかを確認します。
神経と血流の問題を分けて考えます
足の冷たさ、色の変化などがある場合は、血流の確認も視野に入れます。
腰だけを揉んで終わりません
骨盤、股関節、膝、足首、歩き方まで確認します。
病院での治療を否定しません
薬、注射、手術など、医療機関で必要と判断された治療を大切にします。
保存療法中の生活を支えます
歩く量、休み方、立ち方、運動方法を一緒に整理します。
女性や初めての方も相談しやすい院です
検査内容と対応できる範囲を説明し、納得していただいてから進めます。
必要に応じて医療機関をご案内します
進行する筋力低下や排尿・排便障害を、整骨院だけで抱え込みません。
高幡不動駅から近く通いやすい院です
継続して歩行や身体の状態を確認しやすい場所です。
日野市、高幡不動、百草園、多摩市、聖蹟桜ヶ丘方面からもご相談いただいています。

病院での診断内容も確認しながら、歩行や生活上のお悩みを伺います。
脊柱管狭窄症についてのご相談例
70代・男性・病院で腰部脊柱管狭窄症と診断
腰から足への痛みとしびれがあり、歩いていると休みたくなる状態でした。
病院では腰部脊柱管狭窄症と診断され、保存療法を続けていました。
来院時は、歩ける時間、休んだ後の変化、足の筋力と感覚、歩き方、腰と股関節の動きを確認しました。
排尿・排便の異常や急な筋力低下がないことを確認し、病院での治療内容も伺いました。
状態に合わせて、腰やお尻周辺の筋緊張に対する施術と、立ち上がりや歩行動作の確認を行いました。
歩く時は、症状が強くなるまで我慢せず、途中で座って休むようお伝えしました。
座っている時間が長かったため、立ち上がる回数や自宅で行える軽い運動も調整しました。
歩ける距離や筋力低下に変化が出た場合は、早めに主治医へ相談するようご案内しました。
※相談内容、施術内容、通院回数、経過には個人差があります。同じ経過を保証するものではありません。
脊柱管狭窄症に関連するページ
症状の出方や病院での診断内容に近いページをご確認ください。
腰・足の症状から確認する
脊柱管狭窄症についてよくある質問
脊柱管狭窄症の代表的な症状は何ですか?
歩く、立ち続ける動作で足の痛みやしびれが出て、座る、前かがみになると楽になる間欠性跛行が代表的です。
腰が痛くなくても脊柱管狭窄症ですか?
腰痛が目立たず、足のしびれや歩きにくさが中心になる場合があります。症状と医療機関の画像所見を合わせて判断します。
MRIで狭いと言われたら必ず症状が出ますか?
必ずではありません。画像上の狭窄があっても症状が少ない方がいます。歩行時の症状、筋力、感覚なども大切です。
歩くとしびれますが、歩き続けた方がよいですか?
足へ力が入りにくくなるまで我慢する必要はありません。症状が強くなる前に座って休み、短い距離へ分けて歩きます。
自転車は脊柱管狭窄症によいですか?
前かがみで楽になる方は、歩行より固定式自転車を行いやすい場合があります。ふらつきがある方は、屋外での自転車を避けてください。
コルセットは使った方がよいですか?
使用すると歩きやすくなる方もいます。ただし、長期間頼り続けると身体を動かしにくくなる場合があるため、医師の指示や症状に合わせます。
整骨院で脊柱管狭窄症を診断できますか?
診断はできません。高幡不動院では歩行、筋力、感覚、姿勢による変化を確認し、必要に応じて整形外科や脊椎専門医への相談をご案内します。
施術で狭くなった脊柱管を広げられますか?
広げることはできません。施術では、周辺の筋緊張や身体の動き、歩行時の負担を確認し、日常生活を支えることを目的とします。
病院の治療と併用できますか?
主治医の方針を確認しながら相談できます。薬、注射、手術後の制限がある場合は、その指示を優先します。
病院へ急いだ方がよい症状はありますか?
排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、急な筋力低下、急に歩けなくなった場合は、施術を受けず速やかに医療機関へ相談してください。
高幡不動で脊柱管狭窄症にお悩みの方へ
脊柱管狭窄症では、歩く、立つ動作で足が痛み、座ると楽になることがあります。
ただし、足のしびれや間欠性跛行が、すべて脊柱管狭窄症によるものとは限りません。
高幡不動院では、歩ける距離、姿勢による変化、筋力、感覚、歩き方を確認します。
そのうえで、病院での治療方針を大切にしながら、筋緊張、身体の動き、歩行と生活上の負担をサポートします。
歩ける距離が短くなっている方は、我慢しすぎずご相談ください。
歩ける距離が短くなっている時は、症状だけでなく筋力や感覚の変化を確認することが大切です。まずは病院へ相談すべき状態か、生活の負担を整理できる状態かを一緒に確認しましょう。
ご都合に合う方法でご相談ください
通常のご予約はWeb予約をご利用ください。急な筋力低下や排尿・排便の異常がある場合は、整骨院ではなく医療機関を優先してください。
多摩鍼灸整骨院 高幡不動院
〒191-0031
東京都日野市高幡1002-1
ベルドミール高幡2F
TEL:042-593-8400
京王線「高幡不動」駅 徒歩1分
駐車場:4台
受付時間はWeb予約画面またはお電話でご確認ください。
※このページは、腰部脊柱管狭窄症に関する一般的な情報をお伝えするものです。診断、MRI検査、薬、注射、手術の必要性は医療機関で判断されます。排尿・排便の異常、股の間の感覚低下、急な筋力低下、急に歩けなくなった場合は、速やかに医療機関へ相談してください。


