
天気が変わると頭痛が出ることは本当にある?
あります。ただし「雨が降れば誰でも頭痛になる」という意味ではありません。
日本の頭痛診療ガイドラインでは、片頭痛の誘発・増悪因子として、天候の変化や温度差などの環境要因が挙げられています。
それ以外にも、
・疲れ
・睡眠時間の過不足
・空腹や欠食
・脱水
・ストレス
・光やにおいなどの刺激
なども片頭痛のきっかけになる場合があります。つまり、「気圧だけ」を見ていると、自分にとって本当のパターンを見逃してしまうことがあるということです。
まず知ってほしいのは「頭痛は全部同じではない」ということ
天気で頭痛が出る方でも、頭痛そのもののタイプは一つではありません。
片頭痛にみられやすい特徴
・ズキズキ、脈打つように痛む
・片側だけでなく両側の場合もある
・動くとつらさが増すことがある
・吐き気を伴うことがある
・光や音、においがつらく感じる
・数時間から長いと数日続くことがある
こうした特徴がある場合は、自己判断だけで済ませず、脳神経内科や頭痛外来など医療機関で一度診断を受けておくことをおすすめします。
筋緊張性頭痛でみられやすい特徴
・頭全体が締め付けられる感じ
・後頭部から首にかけて重い
・首や肩のこりを一緒に感じる
・デスクワーク後に強くなる
・片頭痛ほど吐き気や光・音のつらさが目立たないことが多い
ただし、実際には特徴が重なったり、片頭痛と筋緊張性頭痛の両方を経験する方もいます。「これに当てはまるから絶対この頭痛」と自己診断しないことが大切です。
「雨の日に痛い」だけでなく、もう少し細かく振り返ってみましょう
高倉本院でも頭痛について伺うとき、「天気が悪いと痛いです」だけで終わらせず、少し具体的に聞いていきます。
確認してほしいポイント
・雨が降る何時間くらい前からつらい?
・ズキズキ?締め付ける?重い?
・頭の片側?両側?後頭部?
・吐き気はある?
・光や音がつらくなる?
・首や肩も一緒に張っている?
・前日は睡眠不足ではなかった?
・朝食や昼食を抜いていない?
・水分は取れていた?
おすすめは「気圧を見る」より、頭痛を記録すること
天気予報の気圧グラフばかり眺めていると、「明日は気圧が下がるから絶対頭痛が来る」と必要以上に不安になってしまうことがあります。
それよりも、自分の頭痛を簡単に記録してみてください。
9月○日 雨
睡眠:5時間
朝食:なし
水分:少なめ
午後3時から右側頭部がズキズキ
吐き気あり・首肩こりは少ない
こんな程度で十分です。何回か記録すると、「雨の日」より「寝不足+欠食+天候変化が重なった日に出やすい」など、自分なりの傾向が見えてくる場合があります。
首・肩がガチガチで、そこから頭まで重くなる方へ
雨の日に頭がつらい方の中には、「頭痛だけ」ではなく首や肩の張りがかなり強い方もいます。
パソコンを長く見ている。
スマートフォンを下向きで見ている。
首を左右に回すと動かしにくい。
こうした状態が一緒にあるなら、天候だけではなく首・肩の筋肉や関節の動きも確認しておきたいところです。

ここは重要です。「いつもの気圧頭痛」で済ませないでほしい頭痛
いつも雨の日に頭痛がある方ほど、「今回も天気のせいだろう」と判断しやすくなります。
でも、次のような場合は別です。
・突然、今までにない激しい頭痛が出た
・短時間で一気に痛みがピークになった
・発熱を伴っている
・手足に麻痺や強いしびれがある
・ろれつが回りにくい
・意識がおかしい
・繰り返すうちに明らかに悪化している
・頭をぶつけたあとから頭痛が強くなっている
こうした場合は、整骨院へ来院する前に救急受診を含め医療機関での確認を優先してください。
だるさ・眠りの浅さなどもある方は、必要に応じてコンデビューを参考に
「頭痛だけではなく、雨の日は身体までだるい」「最近眠りも浅い」という方もいます。
高倉本院では、自律神経に関係する不調が考えられる場合、必要に応じて「コンデビュー」を使用します。
指先のセンサーから心拍変動などを測定し、現在の身体の状態を見る参考にします。
ただし、コンデビューで片頭痛を診断したり、「頭痛の原因は自律神経です」と決めたりするものではありません。問診や身体の状態と合わせて考えるための材料の一つです。

首肩の筋緊張が関係している場合の高倉本院の施術
検査の結果、首・肩・背中の筋肉や関節の動きへの対応が適している場合は、その方の状態に合わせて施術方法を考えます。
J-SEITAI・徒手施術
首だけを強く揉むのではなく、肩、肩甲骨周囲、背中なども確認しながら身体の動きを整えていきます。
鍼・トリガーポイント療法
後頭部から首、肩周辺の筋緊張が強い場合は、ご希望や状態に応じて鍼施術を検討します。
トリガーポイント療法について詳しく見る →
クラニアルなどを検討する場合も
状態に応じて施術方法を組み合わせる場合があります。全員に同じ施術を行うものではありません。
クラニアルについて詳しく見る →
片頭痛の方は「首をほぐせば大丈夫」と考えないでください
ここは大事なところです。
片頭痛は、単純な肩こりだけで起こるものではありません。
すでに片頭痛と診断され、薬を処方されている方は、その治療を自己判断で中止しないでください。
高倉本院で関われるのは、例えば首肩の緊張や身体の動きなど、整骨院で確認できる範囲です。頭痛そのものについて医療的な評価や薬の調整が必要な場合は医療機関が中心になります。
雨や台風が近づく日に、自分でできること
① いつも通りの睡眠を崩しすぎない
片頭痛では睡眠不足だけでなく、寝すぎが誘因になる方もいます。休日だからと極端に生活時間を変えず、自分に合うリズムを作りましょう。
② 食事を抜かない
忙しくて昼食を抜いた日に頭痛が出る方もいます。「雨だったから」だけでなく、欠食が重なっていないか確認してみてください。
③ 水分を意識する
暑さが残る9月は脱水にも注意が必要です。一度に大量ではなく、こまめに取ることを意識しましょう。
④ 首肩を固めたままにしない
強い頭痛が出ている最中に無理な運動をする必要はありませんが、日頃から長時間同じ姿勢を続けないことは大切です。
⑤ 頭痛日記をつける
天気だけでなく、睡眠・食事・水分・仕事・頭痛の場所や強さも簡単に記録すると、自分のパターンを整理しやすくなります。
今、こんな気持ちで検索している方へ
「今すぐこの頭痛を何とかしたい」
まず頭痛の種類と危険なサインがないかを確認してください。突然の激痛や麻痺などがあれば医療機関を優先します。いつもの頭痛でも強く繰り返すなら、医療機関での診断をおすすめします。
「どうして雨の前だけ痛くなるのか知りたい」
天候が誘因の一つになっている可能性はあります。ただし睡眠・欠食・脱水・疲れ・首肩の緊張なども一緒に記録すると、自分の傾向を把握しやすくなります。
「病院?整骨院?どこへ行けばいい?」
片頭痛が疑われる、薬が必要、いつもと違う頭痛がある場合は医療機関を優先。首肩のこりや身体の動きも一緒に気になる場合は高倉本院へご相談いただけます。
頭痛だからこそ、病院との線引きを大切にしています
頭痛は、整骨院ですべてを完結させるべき症状ではありません。
医師による診断、MRI・CTなどの医療画像検査、薬による治療が必要な場合があります。
高倉本院では、徒手検査や問診から医療機関での確認が必要と考えられる場合は受診をご案内しています。
多摩鍼灸整骨院グループの医療連携については、
顧問医師の紹介ページもご覧ください →
頭痛の特徴に合わせて、こちらもご覧ください
ズキズキする・光や音がつらい
首肩のこりと締め付けるような頭痛
首・肩の重さが強い
頭痛以外にもだるさなどがある
首肩の筋肉への鍼施術について
気圧・天候と頭痛についてよくある質問
気圧が下がると本当に頭痛が起こるのですか?
天候の変化は片頭痛の誘発・増悪因子の一つとして知られています。ただし全員に起こるわけではなく、睡眠、疲れ、欠食、脱水など別の要素が重なる場合もあります。
雨の日の頭痛は片頭痛ですか?
天気だけで頭痛の種類を判断することはできません。ズキズキする、吐き気や光・音への過敏があるなど片頭痛に特徴的な症状がある場合は医療機関で一度診断を受けることをおすすめします。
首肩こりと一緒に頭が重い場合は相談できますか?
ご相談いただけます。首肩の筋緊張、可動域、圧痛などを確認します。ただし強い頭痛や神経症状がある場合は医療機関を優先します。
コンデビューで気象病が分かりますか?
気象病や片頭痛を診断する検査ではありません。心拍変動などから現在の状態を見る参考の一つとして使用します。
毎回台風前に頭痛が出ます。病院へ行った方がいいですか?
繰り返す頭痛でも、一度は医療機関で頭痛の種類を確認しておくと安心です。特に今までにない強い頭痛、急激な頭痛、発熱、麻痺などがある場合は速やかに医療機関を受診してください。
雨が降るたびに「また来た…」と我慢していませんか?
繰り返す頭痛だからこそ、頭痛そのものの確認と、首肩など身体の状態を分けて考えることが大切です。
「病院へ行くべきか、身体を見てもらうべきか分からない」という段階でもご相談ください。
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