TFCC INJURY
手首の小指側の痛みを確認します
ドアノブを回すと痛い。包丁を持つのがつらい。転倒して手をついてから、小指側の違和感が続いている。
こういうお悩み、実は少なくありません。
手首の小指側には、骨、腱、靱帯、軟骨、神経が集まっています。痛む場所だけでTFCC損傷と決めず、転倒の有無や手首の安定性まで確認することが大切です。

手首をひねる、支える、強く握る動作で小指側に痛みが出ることがあります。
転倒後の強い痛みや腫れは、整形外科を優先してください
手をついた後の痛みでは、TFCC損傷だけでなく骨折が隠れていることがあります。
- 転倒や衝突後から強く痛む
- 手首が大きく腫れている
- 手首の形が左右で違う
- 手をつくことができない
- 手首をほとんど動かせない
- 指に強いしびれがある
- 指先が白い、紫色、冷たい
- 安静時や夜間にも強い痛みが続く
骨折が疑われる時は、整骨院のエコーだけで判断できません。
レントゲンなどが受けられる整形外科へご相談ください。
TFCC損傷でよくある症状
最初は、手首をひねった時だけ少し気になる程度だったという方もいます。
そのまま使い続け、包丁、パソコン、スポーツでも痛むようになるケースがあります。
手首の小指側が痛い
手首の奥や、尺骨という小指側の骨の周辺に痛みを感じます。
ドアノブや鍵を回すと痛い
手のひらを上や下へ返す動きで、小指側に痛みが出ます。
手をつくと痛い
椅子から立ち上がる時や、床に手をつく動作で痛みが出ることがあります。
包丁やフライパンを持つと痛い
握る力と手首を支える力が必要なため、調理中に症状が出る方もいます。
クリック音や引っかかりがある
手首をひねった時に、コキッと音がする、ずれる感じがする場合があります。
握る力が入りにくい
痛みや不安定感のため、ペットボトルやラケットを強く握れないことがあります。
小指側が痛いという症状だけで、TFCC損傷と判断することはできません。
転倒、腫れ、しびれ、不安定感の有無も一緒に確認する必要があります。
TFCCとはどのような組織?
TFCCは、三角線維軟骨複合体という組織の略称です。
手首の小指側にある軟骨や靱帯などが集まった部分を指します。
ひとつの薄い軟骨だけではなく、いくつかの組織が組み合わさっています。
手首へかかる衝撃を分散する
手をつく、物を持つ動作で、手首の小指側へかかる力を受け止めます。
橈骨と尺骨を安定させる
前腕には橈骨と尺骨という2本の骨があり、手のひらを返す動きに関わります。
ひねる動きを支える
ドアノブ、鍵、包丁、ラケットなどを使う時の安定に関わります。
損傷があっても、必ず強く痛むとは限りません
画像上で変化があっても、症状がない場合があります。
反対に、画像の変化が小さくても、日常動作で強い痛みが出ることがあります。
画像だけではなく、痛みが出る動作や手首の安定性も大切です。
TFCC損傷が起こる主な原因
原因は、大きく外傷と繰り返しの負担に分けられます。
いくつかの要因が重なっている方もいます。
転倒して手をついた
手首が反った状態や、小指側へ傾いた状態で強い力が加わります。
ラケット競技の反復
テニスやバドミントンで、握る、ひねる、衝撃を受ける動作が続きます。
野球やゴルフによる負担
投球、バット、クラブの操作で、手首の小指側へ負担が集まることがあります。
包丁や工具を繰り返し使う
強く握ったままひねる作業が続き、症状が少しずつ出る場合があります。
手首へ体重をかける運動
腕立て伏せ、ヨガ、体操などで、小指側へ圧迫が繰り返されることがあります。
骨格的に負担が集中しやすい
尺骨が相対的に長いなど、手首の小指側へ負担が集まりやすい場合があります。
加齢による組織の変化
大きなケガがなくても、長年の負担が重なって痛みが出ることがあります。
「何をした時から痛いのか」が、状態を分ける大切な手がかりになります。
小指側の痛みでも、TFCC損傷とは限りません
手首の小指側には、さまざまな組織があります。
痛む場所、転倒の有無、腫れ、しびれを分けて確認します。
TFCC損傷
ひねる、握る、手をつく動作で、小指側の奥に痛みが出ます。
クリック感や不安定感を伴うこともあります。
橈骨遠位端骨折
転倒して手をついた後に、手首が腫れ、動かせなくなることがあります。
痛みが小指側まで広がる場合もあります。
舟状骨骨折
手首の親指側に痛みが出る骨折です。
転倒後はTFCC損傷と一緒に、ほかの手根骨の状態も確認する必要があります。
腱鞘炎・尺側手根伸筋腱の問題
手首の表面に沿って痛み、特定の方向へ動かすと症状が出ます。
腱の動きとTFCC周辺の痛みを分けて確認します。
ドケルバン病
主に手首の親指側が痛む腱鞘炎です。
抱っこやスマートフォン操作で痛む方もいます。
神経による症状
小指や薬指にしびれがある場合は、尺骨神経などを確認します。
典型的なTFCC損傷では、しびれが中心症状ではありません。
自己判断でサポーターだけを使い続けず、痛みの原因を確認しましょう。
痛みを我慢して使い続けるとどうなる?
TFCC損傷があれば、すぐに手首が使えなくなるわけではありません。
ただし、手首は日常生活で何度も使うため、痛みを繰り返しやすい部分です。
- 包丁やフライパンを持ちにくくなる
- ペットボトルや瓶を開けられない
- 手をついて立ち上がれない
- 握る力が落ちる
- 肘や肩でかばうようになる
- スポーツフォームが崩れる
- 休むと楽になり、使うとまた痛む
反対に、必要以上に長く固定し続けると、手首や前腕が硬くなることがあります。
守る時期と、少しずつ動かす時期を分けることが大切です。
仕事や部活を休めず、固定するべきか迷っている方へ
今は保護を優先する段階なのか、動きを戻す段階なのかを整理します。
高幡不動院では、いきなり施術に入りません
高幡不動院では、小指側が痛いという理由だけでTFCC損傷と決めません。
まず、骨折や医療機関での検査を優先する状態がないかを確認します。

受傷状況と痛みの出る動作を整理し、現在の状態をわかりやすく説明します。
受傷した場面を確認
転倒、スポーツ、仕事、家事など、いつから痛むのかを伺います。
腫れや変形を確認
骨折や強い関節損傷を疑う見た目の変化がないかを確認します。
圧痛の場所を確認
TFCC周辺、尺骨、手根骨、腱を分けて確認します。
手首の可動域を確認
曲げる、反らす、小指側へ倒す、前腕をひねる動きを確認します。
手をつく動作を確認
症状が強くない範囲で、手首へ体重をかけた時の反応を確認します。
遠位橈尺関節の安定性を確認
橈骨と尺骨の間に、強い不安定感や左右差がないかを確認します。
握る力を確認
左右差や、握った時にいつもの痛みが出るかを見ます。
肘・肩との連動を確認
前腕、肘、肩が硬くなり、手首へ負担が集まっていないかを確認します。
必要に応じてエコー検査
腱、腫れ、周辺組織などを補助的に確認する場合があります。
エコーだけでTFCC断裂を確定することはできません
エコーで周辺の腱や腫れを確認できる場合があります。
ただし、TFCC内部の損傷、骨折、尺骨の長さ、関節の不安定性をすべて判断できるわけではありません。
症状が続く場合や不安定性が疑われる場合は、整形外科でのレントゲンやMRIなどをご案内します。
病院の画像や診断書がある場合は、来院時にお持ちください。
医療機関との連携を大切にしています
転倒後の強い痛み、骨折が疑われる症状、関節の不安定性、クリック感が続く場合は、手外科・整形外科での確認をご案内します。
TFCC損傷に対するサポート方針
TFCC損傷では、痛みが強い時期と、動きを戻す時期で対応が変わります。
病院から固定や運動制限を指示されている場合は、その方針を優先します。
外傷直後・痛みが強い時期
ひねる、手をつく、重い物を持つなど、症状が強くなる動作を避けます。
状態に応じて固定具やテーピングで保護し、骨折が疑われる場合は医療機関を優先します。
痛みを落ち着かせる時期
状態に応じてMCRやハイボルテージコンビネーション療法を、痛みや回復過程の補助として使用する場合があります。
手首そのものへ強い刺激を行うことは避けます。
周囲の硬さを整える時期
固定やかばう動作で硬くなった前腕、肘、肩を確認します。
患部を強く揉むのではなく、手首へ負担が集まりにくい状態を目指します。
動きを戻す時期
手首の曲げ伸ばしや前腕のひねりを、痛みの反応を見ながら戻します。
固定を外した直後から、強くひねる運動を行うことはありません。
安定性を戻す時期
前腕、手首、握力の運動を、軽い負荷から始めます。
M&Mの考え方を使い、肘や肩を含めた腕全体の連動も確認します。
仕事・スポーツへ戻す時期
持つ重さ、ひねる回数、ラケットやバットを使う強度を段階的に戻します。
運動中だけでなく、終了後と翌日の痛みも確認します。

手首だけでなく、前腕、肘、肩まで含めて負担のかかり方を確認します。
電気施術や手技だけで、損傷した組織や関節の不安定性が元通りになるとは限りません。
医療機関での評価、必要な保護、段階的な運動を組み合わせることが大切です。
関連する施術について詳しく見る
固定やサポーターは必要?
外傷直後や、ひねる動作で強く痛む時期は、固定が役立つ場合があります。
ただし、固定方法や期間は状態によって変わります。
固定を検討する場面
- 外傷直後で痛みが強い
- 手首をひねるたびに痛む
- 仕事で手首を使わなければならない
- 手首に不安定感がある
自己判断の長期固定には注意
- 手首や前腕が硬くなる
- 握る力が落ちる
- 外すことが怖くなる
- 肘や肩へ負担が広がる
医療機関から固定期間を指示されている場合は、その指示を優先してください。
仕事やスポーツは続けても大丈夫?
すべての動作を完全に止めるとは限りません。
ただし、痛みを我慢して同じ負荷を続けることはおすすめできません。
負担を下げたいサイン
- 動かすたびに痛みが増える
- 握る力が落ちている
- クリック感やずれる感覚がある
- 運動後や翌日に痛みが増える
- 手をつくことができない
続けられる可能性がある内容
- 痛みの出ない下半身運動
- 手首を使わない基礎練習
- 軽い物を短時間扱う作業
- 翌日に症状が増えない運動
競技、ポジション、仕事内容、受傷からの時期を見ながら調整します。
仕事・競技へ戻す時に確認したいこと
日常生活で痛みが減っただけでは、強い負荷へ戻れるとは限りません。
手首をひねる力、支える力、握る力を段階的に確認します。
復帰前の確認項目
- 日常の軽い物を持てる
- 手のひらを返す動きができる
- 握る動作で強く痛まない
- 軽く手をつくことができる
- クリック感や不安定感が強くない
- 仕事や競技に近い動作ができる
- 運動直後に痛みが大きく増えない
- 翌日に症状が悪化していない
病院から運動制限を受けている場合は、その指示を優先します。
高幡不動院が手首の小指側の痛みで選ばれる理由
小指側の痛みだけで決めつけません
骨、腱、TFCC、神経、関節の不安定性を分けて確認します。
徒手検査と動作確認を大切にします
ひねる、握る、手をつく動作で、どこに痛みが出るかを確認します。
必要に応じてエコーを使用します
腱や周辺組織を補助的に確認し、限界も含めて説明します。
固定と運動の時期を分けます
ただ固定するだけでなく、いつから動きを戻すかも考えます。
スポーツ外傷・部活サポートに力を入れています
野球、テニス、バドミントン、ゴルフなど、競技負荷まで確認します。
仕事や家事の負担を確認します
包丁、パソコン、介護、荷物運びなど、休めない事情も伺います。
必要に応じて医療機関へご案内します
骨折や関節の不安定性が疑われる場合は、整骨院だけで対応を続けません。
高幡不動駅から徒歩1分です
仕事帰り、学校帰り、練習後にも通いやすい場所です。
日野市、高幡不動、百草園、多摩市、聖蹟桜ヶ丘方面からもご相談いただいています。

学生さん、スポーツ愛好家、仕事や家事で手首を使う方にもわかりやすく説明します。
TFCC損傷についてのご相談例
50代・女性・調理関係のお仕事
仕事で包丁を使う機会が多く、硬い食材を切った時に手首をひねりました。
その後、手首の小指側に痛みが残り、フライパンや鍋を持つ動作もつらくなっていました。
受傷状況、腫れ、圧痛、手首の可動域、握る力、前腕をひねる動きを確認しました。
骨折や強い不安定性を疑う場合は医療機関での検査が必要なため、受診の必要性も含めてご説明しました。
仕事中は手首を強くひねる作業と、重い物を片手で持つ動作を調整しました。
状態に合わせて固定と負担調整を行い、MCRや周囲筋への施術を補助的に使用しました。
痛みが落ち着いた後は、手首と前腕の運動を軽い負荷から始め、包丁や鍋を扱う動作へ段階的に戻しました。
※相談内容、施術内容、通院回数、経過には個人差があります。同じ経過を保証するものではありません。
TFCC損傷についてよくある質問
TFCC損傷はどこが痛くなりますか?
主に手首の小指側です。手のひらを返す、ドアノブを回す、物を握る、手をつく動作で痛みが出ることがあります。
転倒していなくてもTFCC損傷になりますか?
なることがあります。ラケット競技、野球、ゴルフ、包丁や工具を使う仕事、手首へ体重をかける運動などの反復でも負担がかかります。
整骨院でTFCC損傷を診断できますか?
診断はできません。高幡不動院では受傷状況と身体所見を確認し、TFCC損傷や骨折などが疑われる場合は整形外科での検査をご案内します。
エコーでTFCC断裂がわかりますか?
エコーで周辺の腱や腫れを確認できる場合はありますが、TFCC断裂を確定することはできません。必要に応じてレントゲンやMRIなどが検討されます。
サポーターを使えば治りますか?
サポーターは手首を保護する補助になります。ただし、骨折や強い不安定性がある場合もあるため、自己判断で長期間使い続けることはおすすめできません。
手首を動かさない方がよいですか?
外傷直後や強い痛みがある時期は保護を優先します。痛みが落ち着いた後は、医療機関の方針を確認しながら少しずつ動きを戻します。
スポーツを続けてもよいですか?
状態によります。握る、ひねる、手をつく動作で痛みが増える場合は負荷を下げます。手首を使わない練習を続けられる場合もあります。
病院へ行った方がよい症状はありますか?
転倒後の強い痛み、大きな腫れや変形、強いしびれ、指先の色や温度の変化、手首を動かせない場合は整形外科を優先してください。
来院時に持っていくものはありますか?
病院の画像や検査結果、使用しているサポーター、スポーツ用品の情報、仕事や練習の予定がわかるものがあると参考になります。
高幡不動でTFCC損傷にお悩みの方へ
TFCCは、手首の小指側で衝撃を分散し、前腕をひねる動きを安定させる組織です。
転倒などの外傷だけでなく、スポーツや仕事の反復負荷でも傷めることがあります。
ただし、小指側の痛みがすべてTFCC損傷というわけではありません。
高幡不動院では、受傷状況、腫れ、圧痛、可動域、握る力、関節の安定性を確認します。
骨折や強い不安定性が疑われる場合は、医療機関での検査を優先します。
手首の小指側は日常生活で何度も使うため、我慢していると長引くことがあります。まずは骨折を確認すべき状態か、保護と負担調整で進められる状態かを一緒に整理しましょう。
ご都合に合う方法でご相談ください
転倒後の強い痛み、大きな腫れや変形がある場合は整形外科を優先してください。通常の予約はWeb予約、受診先や固定について迷う方はLINEやお電話をご利用ください。
多摩鍼灸整骨院 高幡不動院
〒191-0031
東京都日野市高幡1002-1
ベルドミール高幡2F
TEL:042-593-8400
平日受付時間:9:30〜12:00/16:00〜20:00
土曜日受付時間:9:00〜16:00
定休日:日曜日
京王線「高幡不動」駅 徒歩1分
駐車場:4台
※このページは、TFCC損傷や手首の小指側の痛みに関する一般的な情報をお伝えするものです。TFCC損傷の診断、骨折の確認、固定期間、手術の必要性は医療機関で判断されます。転倒後の強い痛み、大きな腫れや変形、強いしびれ、指先の色や温度の変化がある場合は、整形外科への相談を優先してください。


